4月1日からリニューアルする『news zero』（月～木曜午後11時、金曜は午後11時30分）の新パートナーが16日に発表された。俳優の波瑠、板垣李光人、ドラムボーカルで俳優やモデルとしても活躍するシシド･カフカが、新たなパートナーとして出演する。

　同番組は、今月末で日本テレビを退職する藤井貴彦アナウンサーが、4月からフリーアナとしてメインキャスターを務める。また月曜日は櫻井翔がキャスターとして登場する。「あなたのプラスに」を新たなコンセプトに、前向きなキッカケを届けられる番組を目指す。今回発表された新パートナーは、波瑠が火曜日、板垣が水曜日、シシドが木曜日のパートナーとして登場する。

　波瑠は自身の出演について驚いたといい、「私は日頃、ニュースをよく見る方だとは言えないので、世の中に知らないことがたくさんあります。触れてこなかったものも、難しそうで目を伏せてしまった物事もあります」と告白。「そんな私が、緊張感のある生放送という場でどのようにテレビの前の皆さんと繋がれるのかと考えた時に、わからない、難しい、を一緒に言えたらと思いました」と語った。「多すぎる情報は時に圧力のように私たちを追い詰めることもありますが、そのなかにあるこれから大切にしたい言葉や、いろいろなもの、人との出会いを自分にも期待しています。なかなか自分の言葉でお話しする機会はないので、困った顔をしている場面もあるかもしれませんが、やさしく見守ってくださるとうれしいです」と呼びかけている。

　同番組で2022年12月の金曜パートナーを務めていた板垣は、「およそ2年ぶりにこうしてまたお邪魔できること、大変光栄に思うと同時に身が引き締まる思いです」とコメント。「そして、かねてよりいち視聴者として感じていた、まっすぐで胸に響く言葉を伝えてくださる藤井さんとご一緒できるということにも心躍っております」と喜んでいる。「前回たくさん勉強させていただいたことを活かし、3か月の間、この立場を全うして参りますので何卒、よろしくお願いいたします」と意気込んでいる。

　木曜パートナーのシシドは、「ものすごい依頼が来たものだとざわついた心が今もそのままですが」と、オファーに驚いたことを明かし、「日々の生活、これから先進んでいく道のプラスになるような情報をフラットな目線で共に見つめられたらと思います」と語っている。

　24年にやってみたいことを聞かれた波瑠は、「去年からいろいろな規制も緩和されて、どんどん日常が戻ってきているように思います。ただ、規制が厳しかった期間に新生活が始まったり新社会人になられた方たちもいて、当たり前が定まらないことに戸惑うこともあるのではと心配になります。自分を労ったり、メンタルケアの在り方にも取り組んでいきたいです」とコメント。「ただ、気分転換になる旅行も、今は海外に行くのはハードルが高いと感じる方も多いと思うので、国内の素敵な景色にも注目したいです。私の個人的な今年の目標は、登山をすることです！」語った。

　板垣は「インプットする環境を整えたいなと思っています」と答え、「表現者として常に刺激的なエネルギーやインスピレーションをもらえるような、そんな環境に身を置くことが今年のテーマになります」と語った。

　シシドは「SDGsはずっと気になっているトピックスです」と語り、「今ある資源をいかに生かして地球と共存していくか。私の音楽活動でも再利用可能な廃材（折れたスティック・割れたシンバル）が出るので、それをアクセサリーにアップサイクルして、新たな楽しみを共有する試みをしています」と明かした。「これからも日々の生活の中で無理なく出来るSDGsを探り、少しの手間を惜しまず行動し続けたいと考えます」とコメントしている。