20年以上前から「ずーっと気になっている」 工場にポツンと置かれた”巨大ウインナー”の正体判明、ネットでも大反響

時の流れを感じる1台の“レトロな車”が大きな注目を浴びた。「子どもの頃からずーっと気になっている」と、XにさゆりんX(@taihaibispcl)さんが投稿した1枚の写真に写されていたのは、プリマハム株式会社の工場内に駐車されている1台のウインナー型の車らしき物体。「可愛い」「子どもウケ良さそう」と反響を呼んだこの車の正体とは?

敷地内に置かれた「プリマウインナー号」【写真:さゆりんXさん(@taihaibispcl)提供】
敷地内に置かれた「プリマウインナー号」【写真:さゆりんXさん(@taihaibispcl)提供】

三重県伊賀市にあるプリマハム三重工場に置かれた1台の車

 時の流れを感じる1台の“レトロな車”が大きな注目を浴びた。「子どもの頃からずーっと気になっている」と、XにさゆりんX(@taihaibispcl)さんが投稿した1枚の写真に写されていたのは、プリマハム株式会社の工場内に駐車されている1台のウインナー型の車らしき物体。「可愛い」「子どもウケ良さそう」と反響を呼んだこの車の正体とは?

 この写真を投稿したさゆりんXさんは以前から、この謎の車が気になっていたと言う。「私が物心ついた時には、すでにあの場所にあったので20年以上だと思います」。近所にあるプリマハムの工場に止められていたウインナー型の車。物心つく前から、この場所に置かれていたようだと言う。

 プリマハム株式会社広報部によると、この車は「プリマウインナー号」という車。親子のふれあいなどの目的のために製作され、1989年頃から1990年台初めにかけて、イベントなどに参加していたという。

 現在は、三重県亀山市から奈良県天理市まで伸びる国道25号(名阪国道)沿いにある、三重県伊賀市のプリマハム三重工場に置かれている。さゆりんXさんが「プリマウインナー号」に気付いたのも、この名阪国道を通っている時。「家族で出掛けるときによく見える位置に置かれていて、家族の車の中でもよく話題になっていました」と振り返る。

 その独特のフォルムの印象は強く、さゆりんXさんも「見た目の印象深さ」から興味を抱くキッカケになり「どんな時に走るんだろう、工場の敷地の外にも行くんだろうかと想像が膨らみました」。Xでも「どうやったらあれに乗せてもらえるんだろう?」とつづったものの、プリマハム広報部は「現在は使用しておらず、乗ることはできません」という。

 現状、「プリマウインナー号」は工場に展示されているだけで乗車することはできない。ただ、さゆりんXさんは「乗れないのは残念だけど、仕方ないなと思います。ただ、乗れないという意味が“走行できない”という意味なら、内部を見学くらいはさせてもらえるかも……」と希望した。

 9万を超える「いいね」を集め、大バズりとなったこの投稿。さゆりんXさんは「いただいたコメントは全ては読めていないのですが、実際に活躍していた当時の写真などを載せてくれる方がいたり、関係者のみが知るエピソードも知ることができるなど、自分にとっても非常に貴重な体験となりました。この場を借りてお礼が言いたいです。ありがとうございました」と語っていた。

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