お笑いコンビ・笑い飯がプレゼンターを務める読売テレビ系特別番組『笑い飯presentsひとりで60分 和牛・水田篇』が11日深夜25時から放送される。3月末でコンビ解散を発表しているお笑いコンビ・和牛の水田信二が登場する。

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　同番組は、固定カメラに囲まれた異質なスタジオに出場者がただ1人登場し、孤独な空間でネタを披露し続けるドキュメントバラエティー。笑ってくれるスタッフやカメラマンもいない中、編集無しの一発勝負の60分を繰り広げ、ウケた分だけ賞金を手に入れることができる。

　これまで第1弾では藤崎マーケット・トキ、第2弾では天竺鼠・川原克己、第3弾ではアインシュタイン・河井ゆずる、第4弾ではロングコートダディ・堂前透が挑戦。芸人界でも大きな反響を呼び、1年の時を経て、第5弾の放送が決定した。

　第5弾では、水田が元料理人ということから、スタジオに小道具だけでなくキッチンセットが。水田は10台以上のカメラだけが置かれた無人無音の空間で、小道具を駆使しながら渾身（こんしん）のピンネタで笑い飯と観客たちを笑わせる。

　2020年に放送された第1弾のトキは、七転八倒の末、賞金7900円を獲得。芸人にとって過酷な企画であることから、第2弾のオファーを出す前から辞退者が相次いでいた。21年の第2弾では、川原が“川原ワールド”全開で奇想天外なネタを繰り出し、賞金2万3500円を手にした。22年の第3弾にツッコミ芸人として初挑戦した河井は、この日のためにピアスの穴をあけるなど体を張って挑んだものの、賞金は7900円という結果に。23年の第4弾に登場した堂前は、“モノボケ”オンリーで60分に挑むと宣言し、賞金2万1100円を獲得した。

　コンビ解散が控える水田は、今回のオファーに「浅ましい……」と感じていたものの、実は「1回はやってみたいと思っていた」と明かし、今回は「渋々即OK」したという。別室では番組マスターの笑い飯と、経験者のトキと川原、そして今回初めて入った観客たちが水田の挑戦をモニタリングする。笑い飯の哲夫と西田幸治の手元には『笑』『滑』の2種類のボタンがあり、押した分だけ100円が加算、または減算され、最終金額が水田の賞金となる。