10年使用の洗濯機が故障 メーカーに相談も絶望的… 自力修理に驚愕の声「カッコ良すぎる」

10年使用している洗濯機が故障…。メーカーに問い合わせても部品がなく、仕方なく自分で修理したところ、見事に復活したという投稿が大きな話題になっている。投稿した46works 中嶋志朗(@nakajima46)さんに詳しい話を聞いた。

壊れてしまった中嶋さんのドラム式洗濯機【写真:X(@nakajima46)より】
壊れてしまった中嶋さんのドラム式洗濯機【写真:X(@nakajima46)より】

すご腕のテクニック 「浮いたお金で何買おう笑」

 10年使用している洗濯機が故障…。メーカーに問い合わせても部品がなく、仕方なく自分で修理したところ、見事に復活したという投稿が大きな話題になっている。投稿した46works 中嶋志朗(@nakajima46)さんに詳しい話を聞いた。

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「10年使っている洗濯機が壊れました。振動、騒音が大きく、脱水が出来ない。バラして調べた結果、洗濯槽のメインベアリング不良。メーカーに問い合わせると、もう部品がなく修理不能、部品があったとしても修理費6万円以上とのこと。600円のベアリング×2で修理完了したので、浮いたお金で何買おう笑」

 3月2日、中嶋さんがXにドラム式洗濯機修理の様子を投稿すると、1100万件超のインプレッションを記録する反響に。「こういう人にほんと憧れます」「すごいテクニックですね」「カッコ良すぎる」「磨かれてきた技術の賜物ですね」「それにしても見事な手際です」など多くの声が寄せられた。

 中嶋さんはバイクや車のカスタム製作を手掛ける「46works」の代表。YouTubeでは、ハンバーグ師匠とも共演経験のある、カスタムバイクの世界的ビルダーだ。

 洗濯機の修理経験について、「以前にこの洗濯機のベルトが外れて付け直したり、排水の弁を分解清掃する程度の修理はしたことがあります」という中嶋さんだが、今回のような大掛かりな修理は初めてだ。

 故障の原因がベアリング(軸受)にあると見抜いて、メーカーに相談したものの、修理できない可能性と通告された。そこで、部品を取り寄せ、自ら修理を開始。

「バラして原因究明、部品特定で1時間程度、その後ベアリング発注、入荷してから組み付け、組み立てで1.5時間ほどです」と、トータル2時間半で作業を終えた。かかった費用はベアリング2個の1200円だけだった。

 洗濯機はむやみに分解すれば故障の原因になりかねないと注意書きがある。しかし、工学部出身の中嶋さんは、分野は違えど、バイクの整備から応用できるテクニックを持っていた。

「リプにも書きましたが、ベアリング交換は20年で1000個以上交換していますので、その経験が生きていると思います。あと、ベアリングの良否判断、シールの脱着交換、構造と不具合診断など、機械物の基本は一緒です」

一般人は注意喚起 「機械修理の経験値がある程度必要」

 メーカーからの見積もりは、たとえ部品が見つかったとしても6万円だった。これに対しては、高額だという見方もあった。

「リプに多いのが、6万円の見積りですが、自分も書きましたが、それは出張修理費としてのもの。部品工賃合計の金額として妥当な見積りだと思います。ただ、10年越えの洗濯機ですので、部品が廃盤で入手できないので自分で修理しました。ベアリング自体は汎用品ですが、メーカーからの部品供給はベアリング単体ではなく、その周りの大きいハウジング Assy(広範囲な部品)となるので、これも致し方ないことです。ただ、そのほか点検すると、まだまだ使える洗濯機で買い替えるのは忍びない、ということで自前修理するしかこれを使い続ける術(すべ)はない、ということです」と、中嶋さんは続けた。

 投稿が大きな話題になったことには、「すごい、という声が多いですが、整備士的にはごく基本的な作業内容だと思っています」と、冷静に受け止めている。

 一方で、「ベアリングの脱着、圧入、そして診断には機械修理の経験値がある程度必要だと思います」との見解も示した。くれぐれも素人はまねしないほうがよさそうだ。

次のページへ (2/2) 【動画】中嶋さんの驚異の技術
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