お笑いコンビ・Take2の東貴博と深沢邦之が5日、都内で行われた熱海五郎一座『スマイル フォーエバー～ちょいワル淑女と愛の魔法～』（6月2日～）の製作発表記者会見に出席。息ピッタリのトークで盛り上げた。

　勉学にいそしみ、成績優秀で3年目卒業までの単位を取得しながら駒澤大学を退学した東は、開口一番「どうも、駒澤大学3年中退の東です」と自虐をまじえてあいさつ。「大学生と二刀流でやっておりまして、去年なんかは6月公演で、7月がテストだった。ず～っと楽屋でパソコンを開いて勉強していた。なので、今回は集中して喜劇ができる。というか、（昨年6月は）片手間でやっていた。今回は集中してやる」と意気込みをあらわに。

　東は、同一座の公演を「毎年うちの娘が見に来る」と明かし、さらに「1月に（妻・安めぐみとの間に第2子となる）娘が生まれまして。まだね、この間お宮参りに行ったばかりで、まだすごい小っちゃい。なので……18歳になるまでね、ちょっと……付き合っていただきたい。三宅（裕司）座長を筆頭に18年、20年はこの一座を続けていただきたい。誰から脱落するのかわかりませんけど……」と話して、共演陣を笑わせた。

　続けて、昨年離婚を発表した深沢は、イベントの司会から「何を考えているのか」と冗談まじりに紹介されて立ち上がると「何を考えているかというと、寂しさを埋めようとしているだけでございます」とニッコリ。「え～、Take2の深沢でございます。まぁ、Take2と言うこともなかなかないですが、この場で、東くん、（自分たちは）Take2ですよね？」と確認。「Take2は解散していない。会うのは本当に久しぶり。年1の会話ですね。お子さん誕生、おめでとうございます」と公開祝福。東は「ありがとうございます。初めて言われました」と述べた。

　さらに深沢は「Take2はコンビとしてずっと、20年くらい活動していない。ただ私、事あるごと（離婚）がプライベートであったので、人生のTake2は始めました」と軽快に語るも、東が「髪型が遊びすぎですよ。そこにちょっと独身が出てますよね」と苦言。深沢は「注意する人がいなくなった」と苦笑いを浮かべた。

　東が「マッチングアプリとかやってるんですか？」と聞くと、深沢は「登録したんですけど、意外と難しい。ビックリするような人が笑顔で『よろしく』と来る。ちょっとよろしくはできないな～」と返した。

　息ピッタリのトークに春風亭昇太が「Take2、いけるね！　かみ合ってるよ～」と言うと、深沢は「オレら、意外に面白かったよね？」と尋ねると、相方たる東は「いや、そうでもないと思いますけどね！」とツッコんだ。

　東と深沢は、今作ではダブルキャストとなり共演は予定されていないものの、会見でのやり取りを受け、共演の可能性を問われると、座長の三宅はGOサイン。しかし東が「事務所がNGなんです」とはぐらかし、会場の笑いを誘った。

　会見には、渡辺正行、ラサール石井、小倉久寛、伊東四朗、松下由樹も出席した。

　同作は、新橋演舞場シリーズ第10回記念公演の東京喜劇。不可解な銀行強盗事件を中心に物語が繰り広げられる。伊東が新橋演舞場初登場、松下由樹が2016年以来2度目の登場となる。