ディズニー新エリアのレストランを徹底解剖 アナ雪エリアで味わいたい絶品メニューとは

東京ディズニーシー8番目の新テーマポート「ファンタジースプリングス」のグランドオープン100日前を祝うセレモニーが27日、千葉・浦安市のディズニーアンバサダーホテルで行われ、各エリアのレストランで提供される食事が披露された。

アナ雪エリアで味わいたい「アレンデールロイヤルセット」【写真:ENCOUNT編集部】
アナ雪エリアで味わいたい「アレンデールロイヤルセット」【写真:ENCOUNT編集部】

アレンデール城の祝宴メニューが登場 メインは絶品パイ包み

 東京ディズニーシー8番目の新テーマポート「ファンタジースプリングス」のグランドオープン100日前を祝うセレモニーが27日、千葉・浦安市のディズニーアンバサダーホテルで行われ、各エリアのレストランで提供される食事が披露された。

 ロストリバーデルタとアラビアンコーストの先にある「ファンタジースプリングス」は、6月6日にオープンする。新エリアの各フード施設ではいったいどんな料理が提供されるのか。担当する片岡龍之介シェフが各料理の特徴を説明した。

『アナと雪の女王』がテーマの「フローズンキングダム」には2つのフード施設がある。

「アレンデール・ロイヤルバンケット」は、アレンデール城の中にある、約570席のレストラン。ここでは、門を開いたアレンデール王国をお祝いする「アレンデールロイヤルセット」(税込み3500円)を味わえる。メインのパイ包み焼きはビーフかシーフードの2種類から選べ、スモークサーモントラウトとオレンジのサラダ、ポテトグラタン、パン、オラフのマシュマロココアムース、ソフトドリンクがつく。

 牛肉のパイ包み焼きは「ビーフのバラ肉を赤ワインで煮込み、白いんげん豆のクリームやパスタ、ソースをたっぷり入れ、パイで包んだものを焼き上げました」という自信作。また、シーフードも「オマール海老や赤魚、ムール貝などを入れ、サフランというスパイスを効かせたクリームソースのようなものを入れたパイ包み」と具だくさんで、悩んでしまいそうだ。

 前菜のサラダには北欧で定番のリンゴンベリージャムをソースで使用。また、ポテトグラタンも「ノルウェーのヤンソンの誘惑という料理から開発のヒントを得て考案しました」と、北欧を意識している。

 子どもには、お子様セット(2000円)も。ビーフシチューのソースで焼き上げたミートボールや黒ゴマペーストを混ぜたポテトサラダ、スモークサーモンのサラダ、ゼリー、りんごジュースに米粉のパンを添えている。

 フルーティーなワインも販売予定だ。

 一方、「オーケンのオーケーフード」は、映画に登場するサウナ付きの山小屋の主人オーケンが経営する小規模フード店。メニューはオーケンが考案した「オーケンのフッフーブレッド」(850円)で、北欧名物の“カルダモンロール”をアレンジしている。「カルダモンというスパイスをパン生地に練り込み、中にはリンゴンベリーのジャムとミート、チーズなどを入れ、手で持って食べていただけるようになっています」

約620席の「スナグリーダックリング」では4種類のハンバーガーを用意【写真:ENCOUNT編集部】
約620席の「スナグリーダックリング」では4種類のハンバーガーを用意【写真:ENCOUNT編集部】

ボリューム満点のハンバーガー 荒くれ者考案のマフィンも

『塔の上のラプンツェル』がテーマの「ラプンツェルの森」のレストランは、約620席の「スナグリーダックリング」。映画の中では、ラプンツェルが酒場の愉快な荒くれ者たちと友だちになった場所だ。

 ここでは4種類のハンバーガーを用意。「荒々しいハンバーガー、見た目がワイルドなハンバーガーになっています」と、コンセプトは明快だ。「ダックリングドリームバーガー」(単品900円)は、アヒルをイメージした黄色のバンズにジューシーなパティやソーセージを重ね、ボリューム満点。チーズバーガーやフライドシュリンプバーガー、えんどう豆のパティを使用したプラントベースのバーガーも。

 デザートの「ダックリングマフィン(キャラメル)」(600円)は、お菓子作りの好きな荒くれ者が考案したマフィン。「周りの紙にも店舗の前に実際にあしらわれているアヒルを彩り、上のクッキーもアヒルを飾っています」。キャラメルの甘さが口の中いっぱいに広がる。

「スウィーツエバーアフター(レモン&ストロベリー)」(700円)は、ダッチパンケーキのような生地に、レモンクリームやフルーツをのせたデザート。容器はラプンツェルが身を守るために持っていたフライパンの形をしており、映画の世界を感じることができる。“happily ever after”(いつまでも幸せに暮らしました)という、ハッピーエンドを迎えたラプンツェルの言葉から着想した名前のデザートだ。

 また、「ラプンツェルのマジカルミルクティー」(800円)はラプンツェルをイメージしたドリンク。紅茶のシロップとホイップクリームを混ぜると「甘いんですけど、華やかなエルダーフラワーが香ってきます」と、まろやかなミルクティーに変身する。

「ロストキッズスナックボックス」は見ているだけでワクワク【写真:ENCOUNT編集部】
「ロストキッズスナックボックス」は見ているだけでワクワク【写真:ENCOUNT編集部】

ティンカーベルをイメージ「ピクシーダストソーダ」とは

『ピーター・パン』がテーマの「ピーターパンのネバーランド」では、ロストキッズによって作られた約200席の隠れ家レストラン「ルックアウト・クックアウト」が開店する。

 ここで提供されるのは「ロストキッズスナックボックス」(900円)。「この中にはさまざまな食材が入っています。いろんな味をお楽しみいただける内容になっています」。バターカレーチキンとレモンティーチキン味から選べ、チキンテンダーやポップオーバー、海藻フリッター、バナナチップス、シュリンプチップスが入る。見ているだけでワクワクしそうだ。

 ドリンクはティンカーベルをイメージした「ピクシーダストソーダ(キウイ)」(750円)を用意。キュウイのピューレの上にソーダを入れ、浮かんでいる星をドリンクの中で溶かすと、ドリンク全体がきらめいて、まるで“妖精の粉”ピクシーダストがかけられたようになる。「レモンの香りがする爽やかな飲み物です」

 デザートは濃厚な味わいの「ルックアウトブラウニー」(600円)。「本当に濃厚でしっとりとした味」で、おやつにも最適だ。

 このほかに思い出が持ち帰れるスーベニア付きメニューも豊富。また、ポップコーンワゴンでは、東京ディズニーリゾートに初登場となるローストビーフ味のポップコーンを販売する。

次のページへ (2/2) 【写真】「ファンタジースプリングス」で販売されるスーベニア付きメニュー、実際の写真
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