台湾と日本の2拠点で活躍する俳優でミュージシャンのYU（楊宇騰YU　ヤン・ユータン・ユー）が24日、都内で日本1st EPおよびCalendar『aitowa』のリリースイベントを開催した。

　愛知県出身で日本人の父と台湾出身の母を持ち、大学進学をきっかけに台湾へ移住。2018年に台湾の芸能事務所の研修生となり、21年に初出演でドラマデビューを果たす。日本での活動はアミューズと専属契約を結んでおり、22年に日本の連続ドラマに初めて出演。23年ドラマ『何曜日に生まれたの』やU-NEXTオリジナル作品『MALICE』に出演し、活動の幅を広げている。

　歌手としての今後の目標は「先日バースデーイベントをやらせていただきましたが、前半はライブパート、後半はトークパートだった。1番近い目標でいうと、音楽だけのライブイベントを今年はぜひやりたい」。役者としては「場数かなと思っている。とりあえず経験できる役はがんがん全部やっていきたい」と意欲的で、「報われないラブストーリーをやりたい。自分の好みでもあるし、考え込んでしまう役が好きなので」と説明した。

「どんな人をイメージして活動しているか」と聞かれると、「海外に出ているっていうのであればディーン・フジオカさんもそうだし、金城武さんも目標にはなりますね」としながらも「似ている部分はあるかもですが、違うカラーを自分で出していけたら」と唯一無二の存在を目指すと話した。

　日本で初めて発売されるEPには楽曲を意識して撮影されたカレンダーも付く。居酒屋でのカットを「1番素の自分に近い」と説明すると、「素の自分はどんな？」と聞かれた。「お酒を飲んで……。こんな感じですよ（笑）。着飾っていない、ナチュラルな自分」と照れ。「お酒はウィスキーが好きです。酒豪ではないですが、まぁ好きなだけです」と明かした。