名優・大杉漣さんの七回忌、長男が優しい目をした写真を公開「不安と向き合えと父は言っていた」
俳優・大杉漣さん(享年66)の七回忌(亡くなって6年後の命日)にあたる20日の夜、長男で写真家の大杉隼平氏(41)がインスタグラムを更新し、父をしのんだ。優しい目をした大杉さんのモノクロ写真もアップした。
写真家の隼平氏がインスタ更新
俳優・大杉漣さん(享年66)の七回忌(亡くなって6年後の命日)にあたる20日の夜、長男で写真家の大杉隼平氏(41)がインスタグラムを更新し、父をしのんだ。優しい目をした大杉さんのモノクロ写真もアップした。
「父、大杉漣が旅立ち6年が経つ。生前『不安と向き合え』と父は言っていた。言葉で言うのではなく常にその姿勢で示し続けてくれた。最後に教えてもらった大切なこと。本当にありがとうございます」
大杉さんは2018年2月20日深夜、テレビ東京系ドラマ『バイプレイヤーズ』の撮影で滞在していた千葉・富津市内のホテルで腹痛を訴えて病院に搬送された。その後、容体が急変して翌21日午前3時53分に急性心不全で死去した。
40歳代になっても下積み生活が続いた大杉さんは、北野武監督による『ソナチネ』(1993年)のオーディションに遅刻したにも関わらずに合格し、大きく飛躍したことで知られる。北野監督には「勘がなんだけど、この人を使うべきだと思った」「アドリブで任せた演技を気に入り、脚本を書き換えて役を大きくした」と言わしめ、その後も北野作品に起用され続けた。また、確かな演技力が各方面で評価されるようになり、「300の顔を持つ男」「カメレオン俳優」と言われる名優となった。
隼平氏の投稿を受け、大杉さんのファンはコメント欄に「もう6年経つんですね」「ほんとに素敵な方でした」「不安と向き合え!凄い言葉です」などとつづった。また、大杉さんが大のサッカー好きでJ2徳島ヴォルティスのサポーターだったことから「今週末には今年もJリーグが、ヴォルティスが、開幕戦です」との書き込みも見られた。