ミュージカルなのに「歌ってはならない」…英政府が名作曲家へ“まさか”の提案

新型コロナウイルスの影響でエンターテインメント業界では様々な変化が必要となる。英国では、「キャッツ」「オペラ座の怪人」などの作品で知られる作曲家のアンドルー・ロイド・ウェバー氏がミュージカル再開に際して、感染拡大防止のため政府から「歌わない」という提案を受けていたと明かしている。英紙「インディペンデント」が報じた。

コロナ禍で変化を求められる英国のミュージカルの形…(写真はイメージ)【写真:Getty Images】
コロナ禍で変化を求められる英国のミュージカルの形…(写真はイメージ)【写真:Getty Images】

英国では「危機にあって芸術分野への支援が行き届いていない」と批判の声も…

 新型コロナウイルスの影響でエンターテインメント業界では様々な変化が必要となる。英国では、「キャッツ」「オペラ座の怪人」などの作品で知られる作曲家のアンドルー・ロイド・ウェバー氏がミュージカル再開に際して、感染拡大防止のため政府から「歌わない」という提案を受けていたと明かしている。英紙「インディペンデント」が報じた。

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 新型コロナウイルスの影響で、「レ・ミゼラブル」などの人気作の上演が2021年まで延期され、40万人以上の雇用が失われるなど壊滅的な打撃を被った英国のミュージカル界。記事では、「危機にあって芸術分野への支援が行き届いていない」との批判が政府に寄せられていることを紹介している。

 そんな中、ウェバー氏は文化大臣のオリバー・ダウデン氏から今後の劇場運営について電話で相談を数回受けたようだ。

 さらに、報告書も受け取っていたようで、ウェバー氏いわく「そこに政府からのいくつかの提案が含まれないことを切に願っています。そのうちの1つは、ミュージカルにとって素晴らしいものでしたね。歌ってはならない、というのです」と、皮肉交じりに政府からの提案を紹介した。

 一方で、「皆ができることは、挑戦しポジティブでいることです。我々は前向きに、ミュージカル再開に向けて出来るあらゆる策を講じなければなりません」と再開へ向けてのポジティブな思いも口にしている。

 ミュージカルで「歌うこと」を制約するという“まさか”の提案。劇場が再開した時にどのような形で公演が行われるかに注目が集まる。

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