AmBitious大内リオン、日本初上陸のミュージカル作品で初主演「とても緊張しています」

AmBitiousの大内リオン、ミュージカル俳優の岡幸二郎、駒田一が出演するミュージカル『ウィリアムとウィリアムのウィリアムたち』。10日からの開幕に先駆け、マスコミ向けの取材会と公開ゲネプロが行われた。

ミュージカル初主演を務めるAmBitious・大内リオン(中央)
ミュージカル初主演を務めるAmBitious・大内リオン(中央)

大内リオンは父を振り向かせたい息子を演じる

 AmBitiousの大内リオン、ミュージカル俳優の岡幸二郎、駒田一が出演するミュージカル『ウィリアムとウィリアムのウィリアムたち』。10日からの開幕に先駆け、マスコミ向けの取材会と公開ゲネプロが行われた。

 本作は、2023年3月~5月にソウルの演劇の街・テハンノで上演され、大好評を得たミュージカル。日本初上陸となる。ウィリアム・シェイクスピアを愛するがあまり、偽作の渦に巻き込まれ、その「嘘」と「本当」が見事な逆転を見せる、かつてないテイストの作品だ。

 シェイクスピアの遺作とされる戯曲の偽作議論に巻き込まれた父子と、新しい遺作を持って現れた未知の紳士Hの3人が、熾烈な攻防を繰り広げる。父を振り向かせたい息子のヘンリーを大内、息子のために弁論を繰り広げる父・サミュエルを駒田、謎多き未知の紳士Hを岡が演じる。

 公演は、10日~12日に東京・パルテノン多摩 大ホール(プレビュー公演)、15日~18日に兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホール、28日~3月4日に東京・サンシャイン劇場で開催予定。

 以下、コメント全文。

○大内リオン

「初ミュージカルで初主演なので、とても緊張していますが、稽古の時から初日が楽しみで、早く初日を迎えて歌いたいという気持ちでいっぱいでした。僕が演じるヘンリーは、14曲ぐらい歌います。舞台上に出っぱなしなので、いろんな表情や心情、成長していく過程を感じて頂けると思いますし、演じている僕自身も胸が高まってウルっとくるようなシーンがたくさんあります。稽古中、岡さんと駒田さんには僕にしかない歌声の武器を引き出していただいて、元吉さんには演技の楽しさをたくさん教えていただきました。素晴らしい作品に仕上がっていると思いますので、初日から千穐楽まで進化を続けて、客席全体を感動で埋め尽くせるような芝居を毎公演お見せできるよう頑張ります。ぜひ劇場でご覧ください」

○岡幸二郎

「私が演じる“H”は、その名の通り名前がない役で、あるときはヘンリーの理想の人間であったり、サミュエルが想像する人間であったり、親子の頭の中を表現する存在として現れます。なかなか難しい役どころではありますが、それがお客様にどう見えるのかが楽しみです。そして、このミュージカルは曲が本当に素晴らしく、非常に難しい。こんなに四苦八苦したのは久しぶりでしたが、素敵な曲ばかりが揃っています。グっとくるシーンもあれば、楽しいシーンもあり、出演者は3人だけ、演奏者も3人、舞台中には6人しか出ていないというこの濃密な時間、エンタメがぎゅっと詰まった100分を、共有していただきたいです。あと、この作品は実際にあった話が題材になっています。そこも踏まえながら観ていただくと、より楽しんでいただけるのではと思います」

○駒田一

「このミュージカルは、ヘンリーの成長物語であるとともに、父親であるサミュエルの成長物語でもあると感じています。息子をほったらかして、自分が作家になるための思いがいまだに強いサミュエルがどれだけ成長していけるのか、息子に対してどう愛情を注いでいくのかにもご注目下さい。シェイクスピアを好きな方は、また違った面で面白く捉えて頂ける作品になっていて、シェイクスピアを知らない方でも、やり取りを楽しんでいただけると思います。そして、楽曲が本当に素晴らしい。なかなか出会えない作品なのではないでしょうか。ピアノとチェロとバイオリンの3人が素晴らしい音を奏で、照明をはじめスタッフ一同一致団結してお届けしますので、ぜひお楽しみください。どうぞよろしくお願い申し上げます」

○演出:元吉庸泰氏

「韓国版の野心的な脚本やK-POPのいいメロディを取り入れた音楽は、エンターテイメントとして、お客様がどうしたら喜んでくれるのか、演劇的に面白いものが作れるかという思いに溢れていて、初めて本を読んだ時に本当に羨ましいと思いました。このメッセージを余すことなく表現できるように、立ち位置やニュアンス、映像といった部分に趣向を凝らして作り上げました。韓国側からは、オリジナル通りにはやらないでほしいというオーダーを頂いていたので、これは挑戦状だと思って取り組んでいます。いろんな捉え方ができる本で、普遍なメッセージがたくさん詰まっていながら、自由に切り取っていいというメッセージが音楽や歌詞、セリフに散りばめられているので、そこを自由に楽しんで持って帰っていただければ、幸せです」

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