倍賞千恵子、『ハウル』で共演の神木隆之介の成長にしみじみ「本当、大きくなったね」

俳優の神木隆之介(30)が8日、都内で行われた『第66回 ブルーリボン賞 授賞式』に出席した。映画『ゴジラ-1.0』『大名倒産』での熱演が評価され、主演男優賞を受賞した。

『第66回 ブルーリボン賞 授賞式』に出席した神木隆之介【写真:矢口亨】
『第66回 ブルーリボン賞 授賞式』に出席した神木隆之介【写真:矢口亨】

ブルーリボン賞で主演男優賞を受賞

 俳優の神木隆之介(30)が8日、都内で行われた『第66回 ブルーリボン賞 授賞式』に出席した。映画『ゴジラ-1.0』『大名倒産』での熱演が評価され、主演男優賞を受賞した。

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 1950年に創設されたブルーリボン賞。中断期間があったものの、今年で66回目を迎え、コロナ禍を経て4年ぶりの開催となった。受賞者への記念品は記者の象徴として万年筆が贈呈された。また、映画に取り組む姿勢や人柄も選考に含まれるのが特徴となっている。

 ゴジラ生誕70周年記念映画『ゴジラ-1.0』(山崎貴監督)は、『第96回アカデミー賞』の「視覚効果賞」に日本映画で初めてノミネートされるなど、快挙を達成した。日本国内では、封切りから1月21日までの80日間での興行収入(興収)が54億5000万円、観客動員348万人を突破。北米でも52日間で興収5189万ドル(約76.7億円)を突破。全世界興収も1億ドルを突破するなど、大ヒットを記録している。

 この日、司会を務めた倍賞千恵子は神木とジブリ映画『ハウルの動く城』(2004年公開)で共演。神木がハウルの弟子の少年・マルクル、倍賞がヒロイン・ソフィーを演じた。

 神木のコメント前に、倍賞がアドリブで「マルクル マルクル大好き」と声かけすると観客からは「キャー」と歓声が上がった。その後、「ハウルも『よろしく』って言っていたよ。おめでとう。これからもお仕事がんばってくださいね」とエールを送り、「でも本当、大きくなったね」と成長をしみじみ感じていた。

 その後、神木は「このたびは名誉あるすてきな賞を受賞できて幸せでございます」と喜びのコメント。

 壇上には、映画『ゴジラ-1.0』で共演した浜辺美波の姿もあったことから、倍賞は「せっかくですから、浜辺さん。一緒に並んでいただいて」と、突然コメントを求める場面も。センターにはマイクスタンドが置いてあったため、浜辺は「お笑い芸人みたい……」と苦笑。倍賞も「漫才みたい」とツッコミを入れていた。

 そして、浜辺は「側で2年以上ご一緒させていただいてまして、神木さんの座長として、みなさんを導いてくださるパワーみたいなものに本当に助けられています。心からお祝いの気持ちを込めています」と祝福した。

 来年は、主演女優賞を受賞した吉永小百合と『ブルーリボン賞 授賞式』の司会を務める。神木は「そうなんですよね。いまから緊張しています。本当に足を引っ張らないようにだけ……」と恐縮しきりだった。

 作品賞には映画『ゴジラ-1.0』の山崎貴監督、外国作品賞に『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』東宝東和・山崎敏社長、監督賞に石井裕也氏『月』『愛にイナズマ』、主演男優賞に神木『ゴジラ-1.0』『大名倒産』、主演女優賞に吉永『こんにちは、母さん』、助演男優賞に佐藤浩市『愛にイナズマ』、『せきいのおきく』など、助演女優賞に浜辺『ゴジラ-1.0』『シン・仮面ライダー』、新人賞に黒川想矢『怪物』、司会は前年度の主演賞を受賞した二宮和也、倍賞が務めた。

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