PCエンジンの名作ゲーム3選 ファミコンの牙城に対抗…コンパクトで高い性能が魅力

1987年10月30日に、NECホームエレクトロニクスから発売された家庭用ゲーム機「PCエンジン」は、CDケースほどの幅と奥行きをもつコンパクトな筐体ながら、グラフィック技術の高さなど、性能の高さに注目が集まった。マルチタップという周辺機器を接続すれば、最大5つのコントローラーで5人同時にゲームプレイができたのも魅力の1つだ。

PCエンジン mini【写真:ENCOUNT編集部】
PCエンジン mini【写真:ENCOUNT編集部】

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 1987年10月30日に、NECホームエレクトロニクスから発売された家庭用ゲーム機「PCエンジン」は、CDケースほどの幅と奥行きをもつコンパクトな筐体ながら、グラフィック技術の高さなど、性能の高さに注目が集まった。マルチタップという周辺機器を接続すれば、最大5つのコントローラーで5人同時にゲームプレイができたのも魅力の1つだ。

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 2020年3月19日には、復刻版の「PCエンジン mini」が発売され、SNSでは懐かしむゲームファンの声が多く見受けられた。そんな懐かしのPCエンジンで遊べるゲームのなかから名作ゲーム3選を紹介する。

 1本目は、当時TBS系で放送されていた『加トちゃんケンちゃんごきげんテレビ』とのタイアップ作品であるゲーム『カトちゃんケンちゃん』(ハドソン)だ。プレイヤーは、カトちゃんとケンちゃんのどちらかを選んで冒険するアクションゲーム。2人のうち選ばれなかった方は、道中プレイヤーの足を引っ張るように邪魔をしてくる。

 道中でおならをしたり、番組でおなじみの太鼓をたたいたりと、バラエティーに富んだ内容だが、ゲーム難易度の高さでも有名だった。SNS上では「めちゃくちゃ難しかったけど、蹴るとかオナラするとか、世界観が好き」「コミカルな見た目だが難易度が超高かった」と世界観と難易度のギャップを懐かしむ声が寄せられている。

 2本目はPCエンジンを代表する格闘アクションゲーム『THE 功夫』(ハドソン)だ。1987年に発売された本作の特徴といったら主人公キャラの大きさだろう。画面の縦半分以上を占める巨大さは、多くのプレイヤーを驚愕させた。ゲームシステムは半強制型の横スクロール形式で、障害物を避けたり、敵キャラを倒しながらステージを進める。ステージの最後に登場するボスの大きさも主人公と同等で迫力満点だ。

 SNS上では「迫力あるデカキャラを操作してるだけで大満足」「ファミコンのゲームと比べてキャラの大きさと色数に驚いた」と、ビジュアルのインパクトを語る声が多くあがっている。

 最後に紹介するのは、87年よりABC系で放送されたアニメ『ビックリマン』を題材にしたゲーム『ビックリマンワールド』(ハドソン)だ。アニメにも登場したヘッドロココを操り、始祖ジュラを倒すためにステージを進めるアクションロールプレイングゲーム。敵を倒すと手に入るお金で買い物をし、主人公を強化するRPG要素が魅力の1つとなっている。

 SNS上では「洞窟やお城、海底など多彩なステージとキャラの成長が楽しい」「RPG要素を加えてパワーアップする楽しさがある」と、主人公の育成に対する楽しさの声がみられた。

 YouTubeでは、当時を懐かしんでこれらのゲームをプレイする動画が投稿されており、今でも十分に楽しむことができる内容になっている。機会があればぜひ視聴してみてほしい。

次のページへ (2/2) 【画像】PCエンジンで当時人気を博した『THE功夫』実際のプレイ画面
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