【ブギウギ】梅吉2か月ぶり再登場 制作統括が明かした今後の出番や“裏設定”

俳優の趣里が主人公・福来スズ子を演じるNHKの連続テレビ小説『ブギウギ』(月~土曜、午前8時)の第89回が7日に放送され、スズ子の父・梅吉(柳葉敏郎)が約2か月ぶりに再登場した。梅吉は昨年12月の放送で、息子の六郎を戦争で亡くした後、ふるさとの香川に帰り、幼なじみの繊維工場を手伝う流れが描かれた。制作統括の福岡利武氏が取材に応じ、梅吉が再登場した理由や演じる柳葉と趣里の現場の様子などを紹介した。

孫を抱くスズ子の父・梅吉(柳葉敏郎)【写真:(C)NHK】
孫を抱くスズ子の父・梅吉(柳葉敏郎)【写真:(C)NHK】

柳葉敏郎、趣里と3か月ぶり再会で感激抱擁 NHK「本当のお父ちゃんのよう」

 俳優の趣里が主人公・福来スズ子を演じるNHKの連続テレビ小説『ブギウギ』(月~土曜、午前8時)の第89回が7日に放送され、スズ子の父・梅吉(柳葉敏郎)が約2か月ぶりに再登場した。梅吉は昨年12月の放送で、息子の六郎を戦争で亡くした後、ふるさとの香川に帰り、幼なじみの繊維工場を手伝う流れが描かれた。制作統括の福岡利武氏が取材に応じ、梅吉が再登場した理由や演じる柳葉と趣里の現場の様子などを紹介した。

「どこかでまた出てきてほしいと思ってタイミングを探っていました。戦争が終わって、スズ子に子どもが生まれたところで、孫の顔を見にくるエピソードを描きたいと思っておりまして、このタイミングかなと。裏設定としては手紙のやりとりぐらいはしていた感じにはしていました」

 香川に行く際は幼なじみの繊維関係の工場を手伝うためだった。今回はカメラを扱う仕事をしている設定。

「裏設定ですが手袋の工場が戦争で大変だったのかと。梅吉は人が好きなので、戦後の再起に向け、周りの人たちを楽しませたいと考えてカメラをやろうとなったんだと思います」

 第89回でも梅吉が東京を去る際、自身で紙吹雪をまいたが、これまでも誰かにエール送るような場面で紙吹雪をまき、梅吉恒例の行動になっている。当然、台本に書いてあるのかと思ったが。

「台本にはないです。演出と柳葉さんが相談して、梅吉らしさ、ぱあ~っと花咲くような明るさを表現するためにやっています」

 柳葉の反応はどうなのか。

「楽しくやっている感じです」

 第89回の撮影現場で柳葉は趣里と約3か月ぶりに再会したという。2人の様子も気になる。

「スタジオ前で『元気かー』と趣里さんと抱き合っていました。スタジオ前でも本当のお父ちゃんのようでした。とにかく何度も『頑張れよ』とおっしゃっていました」

 ちょっと頼りないが明るく前向きな梅吉の魅力をあらためて尋ねた。

「梅吉は愛情深いお父さんだと思いますし、明るくて……ダメなところもありますが、とにかく前向き。スズ子とは深い絆でつながっていると思います。それとスズ子は梅吉にすごく似ていると思っています。スズ子の『よっしゃ、いこか』と前進していく感じは梅吉そっくり。柳葉さんも『スズ子は梅吉に似ている』とおっしゃっています。似たもの父娘に見える部分はすてきです」

 梅吉ファンは少なくないはず。もしかして今回が梅吉の最後の登場かと気になって聞いてみた。

「まだ出ます」

 安心とともに、次の登場シーンが楽しみになってきた。

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