父が元海上保安官の篠田麻里子、『海猿』に感謝「凄い影響力でした」 主演・伊藤英明と原作者は“見解違い”

俳優の伊藤英明が2日、インスタグラムを更新し、主演映画『海猿』への思いをつづったことを受け、元AKB48でタレントの篠田麻里子が反応した。

篠田麻里子【写真:ENCOUNT編集部】
篠田麻里子【写真:ENCOUNT編集部】

昨年まで海の事件事故を通報する「118番イメージモデル」

 俳優の伊藤英明が2日、インスタグラムを更新し、主演映画『海猿』への思いをつづったことを受け、元AKB48でタレントの篠田麻里子が反応した。

「海猿のおかげで海上保安庁官目指す方が増えたと凄い影響力でした 佐藤先生はじめ海猿作品に関わっていた皆様ありがとうございます 海猿大好きです」

 篠田の父は元海上保安官で昨年3月まで佐賀・唐津市の唐津海上保安部で働いていた。その縁もあり、篠田は海の事件事故を通報する「118番イメージモデル」を5年間(2019年1月から23年12月)務め、同庁から感謝状も贈られていた。

 伊藤の投稿は、『海猿』の原作者である漫画家・佐藤秀峰氏がSNS投稿に反応したものだった。佐藤氏は、日本テレビ系ドラマ『セクシー田中さん』の原作者で、1月29日に亡くなった漫画家の芦原妃名子さんを追悼するとともに、過去に『海猿』の映像化をめぐって起きたフジテレビと“絶縁”状態に至った経緯を長文で告白した。

「契約書には都度都度、漫画家に報告し許諾を取ることが書かれていました。が、それは守られませんでした。すでに企画が進んでいることを理由に、映像化の契約書に判を押すことを要求されました。嫌だったけど、『映像化は名誉なこと』という固定観念がありました。映像化決定のプロセスが嫌なだけで、出版社もいろいろ動いてくれたんだろうなと。原作使用料は確か200万円弱でした」

「映画はDVD化されてから観ました。クソ映画でした。僕が漫画で描きたかったこととはまったく違いました。しかし、当時はそうした感想を漏らすことはしませんでした。たくさんの人が関わって作品を盛り上げている時に、原作者が水を指すのは良くないのかなと。自分を殺しました」「映画は第4弾まで作られ大ヒットしました。一度、映画の撮影を見学に行きました。たくさんのスタッフが働いていました。プロデューサーが主演俳優を紹介すると言うので挨拶に行きました。撮影前だったらしく、その俳優はピリピリしていました。プロデューサーが話しかけると『原作者? しゃべんなきゃダメ!?』と吐き捨てました。嫌なヤツだと思いました」

 文字通り、辛辣な内容だったが、伊藤は「記事を読みました。『海猿』は僕にとって一生の財産です。いまだにありがたいことに『海猿』が大好きでした、と声を掛けて下さる方、手紙を下さる方、インスタグラムにメッセージを下さる方が沢山いらっしゃいます」「約20年前、現場に出向いて下さり佐藤先生に頂いた原画を今も大切にしています。撮影に携わった全員で過ごした時間も作品も自分の宝物です」とつづり、佐藤氏のサインと「伊藤英明さんへ ドラマ、おもしろかったです。カッコイイ大輔に期待しています」の直筆メッセージの入った原画を公開していた。

 この2人の食い違った「見解」から、伊藤のインスタグラムには「あれ原作者さんの言ってることと真逆!」「原作者の心情わかってますか?」などのコメントが見られるが、篠田は両者が海上保安官の職を世に知らしめたことに対しての「感謝」だった。

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