井上芳雄、帝劇は「家みたい。ホーム感がすごい」 休館に胸中吐露「想像つかなくて」

ミュージカル俳優の井上芳雄が1日、都内で行われた『ムーラン・ルージュ! ザ・ミュージカル』(6月20日より上演)の製作発表記者会見に甲斐翔真、平原綾香、望海風斗とともに出席。2025年2月で休館となる東京・帝国劇場への想いを語る場面があった。

会見に出席した(左から)甲斐翔真、平原綾香、望海風斗、井上芳雄【写真:東宝演劇部提供】
会見に出席した(左から)甲斐翔真、平原綾香、望海風斗、井上芳雄【写真:東宝演劇部提供】

東京・帝国劇場の閉館は「もちろん寂しい」

 ミュージカル俳優の井上芳雄が1日、都内で行われた『ムーラン・ルージュ! ザ・ミュージカル』(6月20日より上演)の製作発表記者会見に甲斐翔真、平原綾香、望海風斗とともに出席。2025年2月で休館となる東京・帝国劇場への想いを語る場面があった。

 同ミュージカルの上演劇場の1つ、東京・帝国劇場は、建物の老朽化による建て替えのため、2025年2月に休館することを発表した。同劇場への想いを聞かれた井上は「初舞台、初オーディションが帝劇だったので、家みたいな。ホーム感がすごくて」と言い、「なくなると言われたことが想像つかなくて、考えないようにしています。もちろん寂しいですし、このままあってほしい気持ちもあります」と胸中を明かした。

 最後に同ミュージカルでステージに立てることを「うれしい」と喜び、「あの帝劇が真っ赤になったのは、帝劇の歴史の中でも大切なことじゃないかなと思う。携われて幸せです」と充実した表情を浮かべた。

 同ミュージカルのほか『ガイズ&ドールズ』でも同劇場に立っていた望海は「芳雄さんは覚えていないかもしれませんが『ガイズ』のゲネプロのときに、憧れの舞台に立つということでドキドキしていたんですけど、芳雄さんが『どう気持ちは? 緊張してる?』と言ってくださって。やっぱり帝劇でずっとやられている方は違うなと思って」と、井上とのエピソードを紹介。これに井上は「いやらしいエピソードじゃないですか(笑)」と苦笑していた。

 同ミュージカルは、19年7月にブロードウェイで初演。23年6月に東京・帝国劇場で日本初演のプレビュー公演の幕を開け、8月31日の千穐楽まで全85回の公演を行った。今回の再演では、東京・帝国劇場に加え、大阪・梅田芸術劇場メインホールでの上演も決定している。クリスチャン役を井上と甲斐、サティーン役を平原と望海のダブルキャストで行う。

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