桂文枝、ダウンタウン松本人志の騒動触れず “夜は外に出んと”のアドバイスに「余計なことは言わんように」

落語家の桂文枝が31日、大阪市の吉本興業で行われた『桂枝光改め四代目桂梅枝、桂三風改め五代目桂慶枝のダブル襲名発表会見』に出席した。弟弟子の枝光、自身の弟子の三風はそれぞれ100年単位で空いていた由緒ある名跡を襲名する。

ダブル襲名発表会見で発言する桂文枝(右から2人目)【写真:ENCOUNT編集部】
ダブル襲名発表会見で発言する桂文枝(右から2人目)【写真:ENCOUNT編集部】

『桂枝光改め四代目桂梅枝、桂三風改め五代目桂慶枝のダブル襲名発表会見』に出席

 落語家の桂文枝が31日、大阪市の吉本興業で行われた『桂枝光改め四代目桂梅枝、桂三風改め五代目桂慶枝のダブル襲名発表会見』に出席した。弟弟子の枝光、自身の弟子の三風はそれぞれ100年単位で空いていた由緒ある名跡を襲名する。

 文枝は「一門として大変喜んでいます。襲名は披露興行もありますし、落語全体を盛り上げるためには一番いいイベント」と歓迎。「(60代の)2人ともこの年まで苦労したと思います」とねぎらった上で、「落語会を盛り上げていただきたい。一句思いつきました。最近俳句にこりだして。『喜びの一門枝に桜一輪』」と自作を贈った。三風には「アドバイスは何もない。今まで十分にやってきた」と称え、北海道を拠点にする枝光には「何も言うことありません。あさって北海道に行きますので、どこかおいしいところを紹介してください」と声をかけた。枝光が「ラーメン」と返すと、「ラーメンはあまり好きやない。ジンギスカンを」と注文した。

 10年以上も熱望していた梅枝を襲名する枝光は「やっと決まった。それだけ。素直な気持ちです」と笑顔を見せた。9年前に脳梗塞を患ったと明かし、襲名を目標に病と闘ってきたとした。昨年暮れに決定後、今年の正月に師匠の先代(五代目)桂文枝宅に夫人を報告で訪ねた際、授かったという形見の着物を持参。披露興行で着用予定という。

 慶枝を襲名する三風は「今年(入門)40周年。キリのいいところで人生の第2章をスタートできるいいタイミングでお話をいただけたと喜んでおります」と思いを明かした。襲名披露興行は今秋スタートを予定。文枝から「この公演に小文枝師匠が全部ついていくと思いますのでよろしくお願いします」と振られた桂小文枝が、「え?」と戸惑うと大きな笑いが起こった。

 また、週刊文春による報道を受け、発行元である文藝春秋社を提訴した活動休止中のダウンタウン・松本人志については触れず。小文枝が、襲名する2人にアドバイスを求められ「若くして襲名したんじゃない。多少無理が効かない。夜は外に出んと」などと話し、文枝が「余計なことは言わんように」と意味深に口にする場面があった。

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