【独占】古参選手の大量離脱、ネットを騒がせる全日本に今何が起きているのか 福田社長が明かす真相

昨年末から全日本プロレス・福田剛紀社長が注目を浴びている。古参の選手たちが離脱し、一部では迷走とも呼ばれるなか、50年以上続く“王道”の歴史を受け継ぎながら、令和の今、いかに存続させるか。日々それだけを考えている福田社長がついにその重い口を開いた。

ルイージの帽子を被った福田社長は“王道”のイメージを大幅に変えた
ルイージの帽子を被った福田社長は“王道”のイメージを大幅に変えた

石川&めんそーれとはケンカ別れではない

 昨年末から全日本プロレス・福田剛紀社長が注目を浴びている。古参の選手たちが離脱し、一部では迷走とも呼ばれるなか、50年以上続く“王道”の歴史を受け継ぎながら、令和の今、いかに存続させるか。日々それだけを考えている福田社長がついにその重い口を開いた。(取材・文=“Show”大谷泰顕)

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――全日本プロレスが今話題になっています。平日の後楽園でも会場動員数が好調だったりSNSランキングも急に上がったり。反面、お家騒動も話題になっています。現在の状況をどう受け止めていますか。

「全ては『会社を潰してはいけない、全日本プロレスの灯を消してはいけない』との一心でやっています。会場に足を運んで下さったりグッズを買って下さったりCS放送や動画配信サービスで見て下さっているファンには感謝しかございません。これから全日本プロレスをより大きく広げるため、スターを作るために動いている最中でございます。そして内輪揉めのように伝えられている退団者達ですが、新天地がすぐ決まった者もいて安心しています。ぜひ新たな道で頑張って頂きたいものです」

――石川修司選手、ブラックめんそーれ選手、木原リングアナ、大森隆男選手、ヨシ・タツ選手が脱退、ほぼベテラン勢が抜けて全日本は大丈夫かという声があります。特に石川選手とBめんそーれ選手は退団理由が同じとのことのですが、ケンカ別れした感じですか。

「ケンカではないです。それぞれ脱退の理由は違いますが、メディアで取り上げられている石川選手とめんそーれ選手は選手としてだけではなくオフィス部門やマッチメーカーも担当していました。会社を運営していると『ここが生き残りを賭けた勝負の時!』というのがあるもので、止むを得ず臨機応変に予定を変える必要に迫られることがあります。実際にそれが起き、石川選手は12月末に本人から1月いっぱい休ませてほしいと言われ役員はそう理解していました」

――石川選手からの話としては「休養」と聞かされたと。

「ところが1月2日に急にマスコミから退団と発表されて驚かされましたが、それが答えと受け止めた次第です。めんそーれ選手も同時期に退団の申し出がありましたが、撤回されてやっぱり1月いっぱいは出場しますと。それも本人の意思を尊重しました」

左から福永莉子、福田社長、青野未来、後藤智香(女性は全員アクトレスガールズ)
左から福永莉子、福田社長、青野未来、後藤智香(女性は全員アクトレスガールズ)

ミックスドマッチの方が馬場さんの方針に沿わない

――気になるのが、プロレスリング・ノアの新しいイベント『LIMIT BREAK』に石川選手の参戦発表が全日本の退団発表の19時間後にありました。お二人の口にした「1月いっぱい」はそこにつながる、ということでしょうか。

「私には分かりません。2月から何か用意してあったとは聞いていません。今の我々にできることは温かく送り出すこと、そしてまた戻って来てくれる日を楽しみに待つことだけです」

――全日本プロレスのなかにはEvolution女子を使った大会があります。その中でアクトレスガールズとの業務提携や福田社長室でのアクトレス女子とふざけた映像が公開されたことが、石川選手の離脱の理由の一部だとインタビューで発言しています。

「その記事を読んでいないのでなんとも……。EVO女に関してはスポンサーの一社が取り組んで運営し、諏訪魔選手と石川選手がコーチをして進めていたので安心してその都度、試合をお願いしていました。EVO女の選手達も立派に育っている最中で、他団体のリングでもいろいろな相手と対戦して活躍しています。もちろんもうご縁がなくなる訳ではないのですが、これから会社の発展のためにアクトレスとの業務提携を選びました。その理由は有料動画配信サービス『全日本プロレスTV』の会員数増加を目指してコンテンツ補強と、全日の男子選手と役割が違うオリジナルで独立した女子エンターテイメントだからです」

――とはいえ、昔からのファンが見たら違和感があるのが正直なところではないかと思います。

「そうかもしれませんが、他の女子プロレスラーと全日本の所属選手が全日本プロレスのリングでミックスドマッチをしたりする方が馬場さんの方針に沿わない気もしていました。なので区切りも入れながら大会全体を一貫したエンターテイメントイベントにできればより全日本プロレスの試合が引き立つのではないかと考えました。例えばバスケットボール興行の構成でオープニングやハーフタイムショーがあります。アクトレスガールズも全日本のイベント全体の一部として組み込めればもっと幅の広い層のお客様に届き、気軽に楽しんでもらえればと思っています」

所属選手を全員「スーパー」がつくスターにする

――福田社長はバスケチームの社長もされていますね。チアリーダー的にアクトレスを全日本プロレスに導入したということですか。

「Bリーグ・さいたまブロンコスというチームで4年前まで筆頭株主のオーナーでしたが、今は東証プライム上場の会社にお任せして今は雇われ社長です。アクトレスは40人近くタレントを抱えていて、さらに練習生がいて増えています。そんなスピードで新人が入ってくる女子団体は他に日本にはありません。他団体とは提供試合だけの関係しかなくて新鮮ですし、週4回、朝と午後に道場で全員が練習している『受け身の取れる女優グループ』です。全日本プロレスと業務提携したので『アクトレスタイム』という女子だけのカテゴリーを作り、まずは全日でオープニングアクトやハーフタイムショーを担当してもらおうとの試み。全日本プロレスというイベント全体の華になって頂いて明るく楽しくニュースや話題をドラマ仕立てにして広げる女優業もお願いしたいと思っております」

――その最初のステップが、SNSで公開された「悶絶!!福田社長室!!」なのだと思いますが、もの凄い数のインプレションを出していますね。福田社長は最後のちょんまげ姿で登場して相当叩かれています。

「はい、新しい試みで反響が大きいのもあれば批判されるものもあります。私なりに真面目にやらせていただいています。実は私の家内が年末に倒れ、小1の子を遺してくも膜下出血で急逝しました。私は失意のどん底にいました」

――身内の方にそんなご不幸が……。

「ええ。それでもビジネスは待ってくれません、日本の伝統を残したい、歴史を消してはいけないとの思いで今のところ私だけがSNSでアクトレス勢と接触していて、全日の選手と絡める予定はありません。全日の選手には強靭な肉体作りに専念してもらい、リング上で明るく楽しく激しいプロレスをお見せして……という姿勢はこれからも変わりません。全日の選手達がより引き立ち、輝けるリングにしていきたい。所属選手を全員『スーパー』がつくスターにするのが私の夢です。もちろんアクトレスガールズの坂口敬二社長とはどうやって両サイドのファンを楽しませられるか、もっと女子部門を確立させて広げてゆけるか話しながら試行錯誤していきます。まだまだこれからです」

(インタビュー後編は2日掲載予定)

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