林家正楽さん、76歳で死去 亡くなる2日前まで寄席出演…落語協会会長「急に休まれた」

落語協会は26日、公式サイトを更新し、林家正楽(本名:秋元真)さんが今月21日に亡くなったことを明かした。76歳だった。

落語家の林家正楽さんが死去【写真:写真AC】
落語家の林家正楽さんが死去【写真:写真AC】

葬儀は「近親者のみで執り行われました」と報告

 落語協会は26日、公式サイトを更新し、林家正楽(本名:秋元真)さんが今月21日に亡くなったことを明かした。76歳だった。

 協会は「当協会の林家正楽(本名:秋元真)が、令和6年1月21日(日)午前6時29分、永眠いたしました。(76歳)」と報告。

 最後の寄席出演は、亡くなる2日前の末廣亭だった。また、葬儀については「近親者のみで執り行われました」といい「謹んでご冥福をお祈りいたします」と追悼した。

 あわせて、同協会の柳亭市馬会長の追悼コメントも発表された。

「正楽さんは、誰よりも寄席が好きで、寄席を大切にする芸人でした。まず一年中、どこかの寄席に、必ずと言っていいくらい、出演していました。今年の正月興行もいつも通り、お客様の注文に、見事に応えていたのですが、亡くなる前日、急に休まれたので、普段そういう人ではないだけに、余程調子が悪いのでは? と心配していましたが、こんなに早く、お別れする事になろうとは、夢にも思いませんでした。

 正楽さんに、もう会えないのか、あの芸を見られないのかと思うと、とても辛い。悲しくて、寂しくて、どうかなってしまいそうです。協会員も、いや正楽さんを知る人は皆、そうなると思います。今はただ、一緒に高座をつとめられた喜びと、楽しかった思い出を噛みしめつつ、ご冥福をお祈り申し上げるだけです。三代目林家正楽師匠、長い間、本当に長い間、ありがとうございました。お疲れさまでした。好きな焼酎のお湯割り、ゆっくりやって下さい。またどこかで、会いましょう」

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