ファミコン黄金期に登場した中毒性のあるパズルゲーム シンプルながらも飽きない魅力

パズルゲームはファミコン時代からたくさんの種類があり、多くの人が楽しんでいるジャンルの1つだ。頭の体操になり、対戦でも盛り上がるため、つい時間を忘れて熱中してしまう人もいるだろう。今回はその中でも、シンプルだけれど中毒性があるファミコンのパズルゲームを紹介していく。

『ドクターマリオ』【画像:(C)1990 Nintendo】
『ドクターマリオ』【画像:(C)1990 Nintendo】

今でも進化して多くのファンを虜にし続けている『ドクターマリオ』

 パズルゲームはファミコン時代からたくさんの種類があり、多くの人が楽しんでいるジャンルの1つだ。頭の体操になり、対戦でも盛り上がるため、つい時間を忘れて熱中してしまう人もいるだろう。今回はその中でも、シンプルだけれど中毒性があるファミコンのパズルゲームを紹介していく。

 最初に紹介する『ドクターマリオ』は、1990年に任天堂からファミコン版とゲームボーイ版が同時発売されたパズルゲームだ。医者となったマリオが投げてくるさまざまな色のカプセルを、カプセルと同色のウイルスの上か横に3つ以上並べればウイルスを消すことができ、すべてのウイルスを消せばステージクリアとなる。

 子どもでも分かるシンプルなゲーム性ながら、1人プレイはもちろん対戦プレイも何度でもやってしまう中毒性がある。SNS上でも「ウイルスを最短で消すために、1日中遊んでいたこともある」「やっぱりドクターマリオは対戦が面白いし、今でも十分に楽しめる」など声が寄せられ、多くのゲームファンに愛されていることが分かる。

 次に紹介するのは、89年にKONAMIから発売された『クォース』。シューティング要素とパズルゲームが融合した作品で、上から徐々に降りてくるさまざまな形をしたブロックにショットを撃ち、四角になったらブロックが消えるというシステム。小さな四角ではなく、大きな四角になるようにまとめてからブロックを消すことで、ステージを効率良く進めることができる。

 難しい要素はなく、同作も子どもから大人まで熱中できるゲームシステムだったのも人気を集めた理由だろう。実際プレイした人からは「ラインぎりぎりで一気に消すのが快感」「誰でも分かるシンプルなゲームなのに病みつきになる」など好意的なコメントがあがっていた。

 ファミコンの名作パズルゲームといえば84年に任天堂から発売された『クルクルランド』を思い浮かべる人も多いだろう。同作はSNS上でも中毒になったという報告が多々あり、「単純なのにやってみると意外と上手く動かせなくて、それでいてハマる」「グルッピーがバウンドするときの弾力感がたまらなくて何時間でもプレイしてしまう」などの声が寄せられている。

 同作は球体のような見た目の主人公「グルッピー」を操作し、ステージ上に隠されている金塊を見つけ出すゲームシステムだ。

 すべての金塊を出現させることできればステージクリアになるが、グルッピーは常に動き続けているので、ステージ上にあるポールを使ったり壁に当たったりして上手く方向転換しなければならない。

 操作方法が難しいうえに、ステージ上を徘徊している敵キャラ「ウニラ」にぶつかったらアウト。しかし、独特な操作性は一旦慣れてしまえばクセになり、同作にドップリとハマってしまったユーザーは少なくない。

 ファミコンで登場したパズルゲームは、シンプルでありながら長く遊べるゲームが多くある。今回紹介した作品はファミコン黄金期を彩り、今でも多くのファンから親しまれているといっても過言ではない。

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