フィギュアスケート女子の本田真凜（22＝JAL）が11日、都内で記者会見し、現役引退を発表した。今後については「スケートが大好きなので、このまますてきな演技を見せていきたい」としつつ、「新しいことにも挑戦していきたいです」などと話した。また、宇野昌磨（26＝トヨタ自動車）との交際も順調であることを明かした。

　本田は定刻の午後2時、真っ白なスーツ姿で登場して言った。

「今シーズンを持ちまして選手生活を終える決断をしました。スケートを始めて21年になりますが、私のスケートに携わってくださったみなさまに感謝します。どんな時を振り返っても全ての思い出にスケートがあります。いい時もそうでない時もありましたが、幸せな競技生活でした」

　質疑応答になり、「引退して今、やりたいことは」と問われると、「スケートが大好きなまま競技を終えられました。このまますてきな演技を見せていきたいです」と話した。妹の望結と紗来はフィギュアスケートと俳優活動を兼ねているが、本田は「これからもスケートを大事にしたいです」と言いながら、「新しいことにも挑戦していきたいです」などと話した。

　また、宇野との交際に関して「順調ですか」と問われると、「はい」と照れながら明かした。まら、引退の決断については「宇野選手に限らず、スケーターたちは小学校の時から一緒に頑張ってきた仲間なので幼なじみのような感覚です。周りの方や長く一緒にやって来た仲間たちは（引退を）知ってくれていた」と言い、「最後の試合は状態が良くなかったですが、頑張れたと思いますし、最後までいろんな支えがあったからこそ、スケートが大好きなまま引退できたと思います」などと説明した。