紗栄子、能登半島を直接訪問 被災地で聞いた「いくらでも必要」なアイテムとは?

タレントで実業家の紗栄子が5日、令和6年能登半島地震の被災地に支援物資を直接届けたことを公表していたが、6日にも自身のSNSで被災地の状況を報告している。

紗栄子【写真:ENCOUNT編集部】
紗栄子【写真:ENCOUNT編集部】

被災地に支援物資を直接届け気づいたこと

 タレントで実業家の紗栄子が5日、令和6年能登半島地震の被災地に支援物資を直接届けたことを公表していたが、6日にも自身のSNSで被災地の状況を報告している。

 自身が代表理事を務める非営利の社団法人「Think The DAY」での活動。石川県の被災地に直接足を運び、支援物資を届けた。現地の状況を目の当たりにし、「言葉を失う景色」などとSNSにつづっていた。

 6日もインスタグラムを更新。「昨日伺った酒見構造改善センターでは、私がやり取りを開始させていただいた2日時点で300名の方が避難所にて生活を送られておりました。区長さんとのやり取りを進める中で、酒見では電気は通り、トイレも井戸水を組んで対応できているから、簡易用トイレよりもトイレットペーパー、屋根が壊れているお家が多いので大判のブルーシートはいくらでも必要(レジャーシートなどではいけません)、そして何より必要とされたものは飲料水とのことでした」と貴重な被災地の声を紹介。

 さらに「災害直後なので区長さんも現地対応に追われるので、状況だけ伺いその他女性やお子さんに対する必要となる物資のセレクトはお任せいただいたので、生理用品や着替え用のコンパクトタイプのショーツや靴下、元々 @_thinktheday として備蓄していた震災時に使える持ち運び便利な防寒アイテムや防犯用の笛、アレルギー対応の食品やお菓子、子供達用のタオル・ブランケット兼用できるフード付きの暖かグッズやお菓子、わんちゃんや猫ちゃんも避難されているとのことでしたので、ペットフード、トイレシートなどを私の方で見繕って追加してお持ちしました。(こちらには乳幼児はいないとのことでした)特にふわふわした防寒用の靴下は酒見の皆さんに喜んでいただき、お子さんもキャラクターのついたふわふわしたマフラー付きの帽子を大変喜んでくれました」と実際に喜ばれたアイテムなども記した。

 被災地に本当に何が必要なのか。現地を訪問しなければわからない真実を、長文で続けている。

「このような物資を酒見では備蓄分も含め必要とされる分だけ全て降ろし、その後の配布は現地の方で行っていただけるとのことでしたので、私たちのトラックに残った支援物資を近隣の役所とコンタクトを取りながら分担して必要とされている物資を必要なだけ、分けてお配りしました。現地に到着後、断水が続いている地域として私の元に連絡が入った内灘町では、役所のかたから飲料水、乳児用ミルク、簡易用トイレが必要とのことでお届けにあがりました。

 この2箇所だけでも、同じ『断水』と言っても必要となる物資は異なります。なので、情報もないまま憶測で考えた物資をお届けすることは、その物資を必要とされないところにとっては必要物資を置くスペースがなるなることにも繋がり物資配布の妨げとなり、別の場所で必要としているかたへお届けすることができない可能性も高くなります。

 今は現地では個人からの支援は、仕分けなどの問題もあり受け付けられておりませんが、皆さんも支援物資を送られる際はその点十分にお気をつけください。そしてボランティアに関しても、情報のない中現地入りをしてしまうとボランティアの受入れ体制が整っていない場合がありますので、力を発揮できないばかりか、災害復旧作業の妨げになることもありますのでご注意ください」

 などと記し、注意喚起のメッセージも添えていた。

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