永野芽郁、主演ドラマで1か月の長崎ロケ 欠かせない持ち物はパジャマ「キャリーケースの半分は持っていった」

俳優の永野芽郁は2024年1月期のフジテレビドラマ『君が心をくれたから』(2024年1月8日スタート、月曜午後9時)で主演を務める。今作が月9ドラマ初主演となる永野が囲み取材に参加し、出演が決まった際の心境や撮影の裏話を明かした。

ドラマ『君が心をくれたから』で主演を務める永野芽郁【写真:(C)フジテレビ】
ドラマ『君が心をくれたから』で主演を務める永野芽郁【写真:(C)フジテレビ】

フジ1月期月9ドラマ『君が心をくれたから』で主演

 俳優の永野芽郁は2024年1月期のフジテレビドラマ『君が心をくれたから』(2024年1月8日スタート、月曜午後9時)で主演を務める。今作が月9ドラマ初主演となる永野が囲み取材に参加し、出演が決まった際の心境や撮影の裏話を明かした。

 今作は、永野演じる主人公・逢原雨(あいはら・あめ、26歳)が、愛する男性、朝野太陽(あさの・たいよう、28歳/山田裕貴)のために自分の“心”を差し出す宿命を背負うことから始まる過酷な「奇跡」が引き起こすファンタジーラブストーリー。1か月間の長崎ロケも行われた。

 ◇ ◇ ◇

――出演が決まったときの心境をお聞かせください。

「純粋にうれしかったです。内容的にもすごく難しい部分もあるし、演じていながら苦しくなる瞬間もあると思ったので、大丈夫かなという不安もありましたが、山田裕貴さんもいらっしゃるので、なんとかこの冬を乗り切れたらいいなと思って、撮影に入りました」

――具体的にどういう部分で苦しくなったりしますか。

「客観的に読む時と、雨ちゃんとして読む時では少し捉え方は違うのですが、 相手のことを思って取った行動によって相手を苦しめてしまったり、お互いがお互いのことを思って取った行動が、結局どちらも苦しくなっているのを見ると『なんでこんなにも報われないんだろう…』と思う場面が多々あります。雨ちゃんの立場として読んでいると『これで正しいんだろうか?』という不安や、見ていて胸がぎゅっとなるシーンが多いです」

――雨ちゃんをどんな女の子だと思って演じていますか。

「すごく強い子だと思いますね。雨ちゃんは自分のことを無下に扱ってきて、自分に自信がなく過ごしてきているけど、誰かのために自分の大切な人のために心を捧げられるって簡単なことではないし、私だったら無理だなって思います」

――山田裕貴さんとは日本テレビ系21年7月期ドラマ『ハコヅメ ~たたかう! 交番女子~』)以来の共演です。そのときの印象から変化などありましたか。

「『そんなに2年間でお互いが変わったことはないよね』って話をしていました。でも、周りの方が見たら2年の間にいろんな経験をしてきっと良い意味で変わっている部分があるだろうなと思っています。近くにいる分、お互いの変化には気づけていないですけど、それが良い形でお芝居に出たらいいなと思います」

――1か月ほどの長崎ロケはいかがでしたか。

「南だから勝手に温かいと思っていたら何日間か雪も降ったりして結構寒かったです。長崎県の異国情緒あふれる雰囲気がファンタジー感をさらに増してくれる場所だったので、このドラマにぴったりな場所でロケできるのはすごい幸せなことだなと思いながら撮影していました」

――印象に残っている場所はありますか。

「きっとこれはキャスト・スタッフ全員が一致すると思うんですけど、綺麗な夕日を撮影するために、とある公園に何度も行ったんです。『今日は天気が良いから出るかも』って行くんですけど、撮り始めると夕日が絶対沈むんです。5回ほど行って撮影ができたことが逆に良い思い出になっています」

2024年の抱負は「無理しすぎず、頑張りながら」

――公式HPのインタビューでは、山田さんと“お互いの印象の変化を感じていく”ということを撮影中のテーマにするとおっしゃっていましたが、山田さんの新たな発見はありましたか。

「お互いが雨ちゃんと太陽くんを演じている中で、まさか涙すると思っていなかったシーンで、心を通わせすぎて涙をしてしまうことが多々ありました。いつもなら、2人ともケラケラしているのに、私は雨ちゃんとして、山田さんは太陽くんとして受けてしまって……。でも、終わった後に『頑張ったね』とハイタッチをしたり、肩をトントンとするのがルーティーンになってきていて、前回の共演から役も全然違うのですが、新たなコミュニケーションの取り方ができています」

――最初から涙のシーンではなく。

「私自身も泣くと思っていなかったのですが、お芝居中、お互いに相手の声の震えを感じるんです。『きっと今、自分のことを思って言ってくれているな』と。お互いの感度がすごく高い状態で撮影ができているので、みんなが予期しないことが起きています。それがすごくやりがいがあって、面白いです」

――この作品にファンタジー要素があるからこそ伝えられるものは何だと思いますか。

「今あるものが改めて大切だと気付けるなと思いながら日々撮っています。心を通わせて愛し合えること、それは家族でも恋人でも友人でもそうだけど、そう思えること自体が普通のことじゃない、ありがたいことなんだなと伝えられると思います」

――永野さんが最近そういう気持ちを抱いたものはありますか。

「長崎県に1か月いて、東京に帰ってくることができないなかで年末も近いから、『忘年会をしよう』という友人がいたり、家族も『早く帰ってきて』と言ってくれたりしました。会えないと分かっているのに、そのメッセージをわざわざ送ってくれる優しさにキュンとしています。

 離れていても気にかけてくれる人たちのことはちゃんと大事にして、ちゃんと『いつもありがとう』って言わなきゃいけないというのは、この役をやっているからこそ思えることだなと思います」

――1か月に渡るロケで癒される時間に必要な旅に欠かせない持ち物はありますか。

「自分のパジャマです。持っていかない方も意外と多いと思うんですけど、私は寝るときにセパレートされた自分のパジャマを着たくて、パジャマをたくさん持っていきました。キャリーケースの半分はパジャマです」

――2024年の抱負を教えてください。

「2023年に比べるとみなさんに見ていただける機会は多くなると思うのでファンの方には楽しんでいただきたいなと思いますし、自分的にはいつも通り着実に無理しすぎず、頑張りながらやっていきたいと思います」

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