お笑いコンビ「メイプル超合金」のカズレーザーが、中学生向けの授業YouTubeチャンネルを立ち上げ、このほど期末テスト向けの動画が配信スタートとなった。クイズ番組でも活躍し、「先生になってほしい芸能人ランキング」などの各種調査でトップ3の常連。そんな“カズレーザー先生”に注目が集まっている。

　YouTubeチャンネルは「カズレーザーの50点塾」。今年4月末にチャンネル登録となった。コンセプトは、「この動画を見てテストで50点を目指そう」というもの。主に中学生を対象とした歴史が学べる動画で、勉強が苦手な子供たち向けに、基本中の基本だけをわかりやすく解説する内容だ。

「勉強できないから嫌い」という子供がちょっとでも興味を持つ入り口になってくれれば、との狙いがあるという企画。「意外と忘れていた」歴史など、大人もちょっとした隙間の時間で楽しみながら学べるという。

　すでに中間テスト向け動画が6本アップされており、内容は中学1年生の最初の範囲「世紀、猿人・原人・新人」や、中学2年生の範囲「織田信長・豊臣秀吉」など。短い動画の中にテストによく出るポイントをまとめている。

　動画のコメント欄やツイッターでは「休校が続いて頭が空っぽになっている息子に見せました!」、「学生時代にこんな動画があったらなあ」、「中1の息子に教えたら、わかりやすいし楽しいと話してました」などの声があり、チャンネル登録者は3万人を突破している。

　そして今回、中1期末テストの範囲となる「聖徳太子」の動画が公開。さらに今後、「大化の改新」など古代の政治、中2向けの「徳川吉宗」「元禄文化」など江戸時代を取り上げる動画もアップ予定。学校が徐々に再開する中で、「楽に」「楽しく」学びの機会を提供していくという。