笠井信輔、航空機炎上で愛猫失った乗客コメントに涙 石田ゆり子も共感「本当に本当に辛い」
元フジテレビでフリーアナウンサーの笠井信輔が4日、自身のインスタグラムを更新。2日に起こった羽田空港での航空機炎上事故で愛猫失った乗客コメントや日本の航空会社「スターフライヤー」のペット同伴サービスを紹介した。
ペット預かりは2件
元フジテレビでフリーアナウンサーの笠井信輔が4日、自身のインスタグラムを更新。2日に起こった羽田空港での航空機炎上事故で愛猫失った乗客コメントや日本の航空会社「スターフライヤー」のペット同伴サービスを紹介した。
笠井は、同日9時30分に一部メディアのニュースに言及。「【追伸】まず、初めに、このSNSがネットニュースに取り上げられました その見出しが『笠井アナ、ペット客室に乗せるべきだと提案』となっていました 見出しとは難しいもので、端的に言えばそうかもしれませんが、『べき』と言うのは少々強すぎると感じました 私が、ここで申し上げたいのは『海外の航空会社で可能ならば日本でも検討できないだろうか?』と言う提案でした」と意図を説明。
「脱出時の乗客の安全など、様々な課題がある事はわかっておりますが 何かそれを乗り越える方法があるのではないかなと、『無理に決まっている』と、決めつけるのではなく今の新しい技術やアイディアで検討していただけたらと そんな思いで、書かせていただきました」と記した。
そして「旅客機側で失われた大切な命のこと」とし、本文を掲載。「羽田空港、航空機接触事故は 海上保安庁機の5人の隊員の命が失われました 一方、旅客機はわずかな怪我人を出しただけで済みました 私はTVを見ながら『旅客機は全焼だったが犠牲者がなくて、全員脱出できてよかった』と話すと、妻が『全焼だったの? ペットは大丈夫だったのかしら? 貨物室のペットは?』そうか、その視点が欠けていました」と見落としていたことを明かした。
続けて、SNSに寄せられた一部コメントを紹介。
「わたしは、あの旅客機に乗っていました。あの事故で貨物室に乗っていた愛猫を失いました。あの炎の中で何度も叫びました。暗い貨物室で怖かったよね、苦しかったよね。ひとりで逝かせてごめんね。まだ実感が湧かず、涙が止まりません。こんな形で笠井さんにコメントしてすみません。私のような思いをもう誰もしませんようにと祈るばかりです」
笠井は「既に、お読みになった方もいるかと思いますが 読みながら涙が出てきてしまいました」と悲痛な思いを吐露。「我が家にも、アーニャとベスという愛すべき娘たちがいます そうした家族を事故で失ってしまうんです 荷物1つ持って降りる事は許されないのが脱出です。命が大事ですから ただ、今回貨物室に一体いくつの命が積まれていたのでしょうか? 連れ出せないのは決まりです でも、その悲しみの深さは測りしれません 多くの人が想定していないお別れだと思います」と続けた。
「『犠牲者が出なくてよかったね』と言う私の感想は表層的でした どちらの航空機でも、犠牲者は出ていたと言う、その現実を私たちは受け止めなければいけないのです すると妻が『なぜ貨物室なの、エールフランスはペットを客室に載せることができるのよ。日本もそうする方がいい』知りませんでした 調べると ・犬猫のみ ・8キロまで ・規定の大きさのケージにいれて など、さまざま条件はあるようですが、可能のようです 確かに、動物アレルギーの人 嫌いな人もます だとしたら、始発便の最後列・数例のみ 1人分の追加料金徴収など 条件を定めて、日本でも試験的に始めてみては、どうでしょうか? 今、原因究明が進んでいます 誰が悪い、と言う視点より こうした悲劇が起きない体制づくり、それが大切なのだと思います」と呼びかけた。
「海保機の5人の隊員の皆さん そして、旅客機で犠牲となった猫さん もしかすると他にもいるかもしれない動物たち みなさんのご冥福をお祈りします 辛い中、その思いを投稿してくださった方 勇気ある投稿に感謝いたします しばらく悲しみは癒えないと思いますが、それは当然です それだけ深く愛していた証拠なので悲しみが続くことは仕方がないことです でも くじけないでくださいね 皆に知ってもらうことが大切だと思い人の命もペットの命も失われないよう ここに改めて投稿を掲載させていただきます」と結んだ。
この投稿に俳優の石田ゆり子が反応し、コメント欄に思いを記した。
「本当に本当に辛いです。どうか動物たちが乗っていませんようにと祈っていました。飼い主さんの思い、そして貨物室の動物たちの思い… どう考えてもやるせないです。いろんな意見があると思いつつも家族同然の動物たちを機内に載せる時、ケージに入れて機内に持ち込めることを許して欲しいです。災害時、非常時には、モノとしてではなく家族として、最善を尽くす権利を…。生きている命をモノとして扱うことが私にはどうしても解せないのです。笠井さん、お考えをシェアしてくださりありがとうございました。長文失礼しました」
日本の航空会社「スターフライヤー」のペット同伴サービスを紹介
続く投稿で、笠井は日本の航空会社「スターフライヤー」が昨年末に発表していた「2024年1月15日より国内線全路線・全便にサービス拡大! ペットとの旅が、全路線・全便対象に!」という内容を紹介。「私のSNSに寄せられたコメントで知りました 情報ありがとうございます」と感謝しつつ「・事前予約が必要 ・一番後ろの窓側の席に固定 ・規定の大きさのケージが必要など様々な条件がついています ・料金も5万円 愛するペット=家族のためですから そこに価値を見出す人が利用すればいいですね 何よりも、一般常識にとらわれず、アイディアを絞りだすことが必要だと思います」とアピールした。
「懸念する乗客のためにペット対策もするようで 座席をすべてビニールでくるんだり 使用後特別清掃も実施(写真はスターフライヤーHPより)5万円かかるのもわかります コロナの際に、各航空会社が空調設備の性能の良さを訴えたように今回もスターフライヤーは、動物アレルギーの方などへの空調解説もしています 人命と動物の命をともに守るために スターフライヤーは当然 緊急時の脱出シミュレーションもしていると思っていました しかし【スターフライヤーも脱出時はペットを置いてゆく】とのコメントを複数頂きました 私もこれから調べますが ここは、各自確認していただきたいです だとすると、緊急時にかえって混乱しかねない状況がうまれてしまいますから ただ、だれかが、始めなけば状況はかわりません スターフライヤーは、風穴を開ける決断をしました この発表は、事故後ではなく昨年の12月になされていたんですね そして、スターフライヤーの『ペット同乗』実現をきっかけに大手航空会社がこの件について なぜ可能なのか? どうすれば可能なのか?検討をはじめてくださることを願います スターフライヤーのように全便をとはいいません 早朝便のみ、などという 望む人望まないが共存できる世の中が実現できないか考えてしまいます どうぞよろしく、お願い致します」と締めくくった。
日本航空広報部によると、炎上した機体でのペット預かりは2件、手荷物の預かりは約200個だった。なお、同社は事故翌日の3日から乗客367人に手荷物全損に伴う補償金支払い、帰宅分の交通費支払いを始めている。