後藤祐樹氏、被災地支援で能登半島入りも…一部からの批判に持論「妨げにならないように慎重に活動」

ダンスボーカルユニット・EE JUMP元メンバーの現在は千葉・八街市で市議会議員を務める後藤祐樹氏が、令和6年能登半島地震の被災地支援のために現地を訪問。一部から寄せられている批判について、自身の思いを明かした。

後藤祐樹氏【写真:山口比佐夫】
後藤祐樹氏【写真:山口比佐夫】

生活必需品を届け、現地住人からは感謝の声も

 ダンスボーカルユニット・EE JUMP元メンバーの現在は千葉・八街市で市議会議員を務める後藤祐樹氏が、令和6年能登半島地震の被災地支援のために現地を訪問。一部から寄せられている批判について、自身の思いを明かした。

 後藤は3日の午後10時過ぎに自身のXで、被災地入りしたことを明かし、「事前にお伺いしておりました不足している物資の中で今回は水1.2t、カップ麺、レトルト食品、缶詰、お米、子供用お菓子、ガスコンロ、カイロ、生理用品、オムツ、などを中心にお届けしました」「また避難所にペットと一緒に入れないご家庭もかなり多く車でペットと生活していると伺っておりましたので、ドッグフード、キャットフード、ペットシートもお届けしました」などと支援物資を届けたことを明かしていた。

 また「今回のボランティア活動に対し色々なご意見があるかと思いますが、小さな事でもやれる事をやりたい。これからボランティア活動をする方も人命救助活動の妨げになるような事はせず、自身の安全確保を行いながら活動する事が大切です。沢山の方に活動の輪が広がれば嬉しいです」と続けていた。

 この投稿には様々な意見が。「立派だと思う」「七尾市在住者です。矢田郷コミセンに来ていただいとのこと、本当に遠路遥々ありがとうございます!」などと感謝の声が上がる一方で、「後藤さんのやろうとしていることは非常に立派なことで責められるべきではない。しかし、『個人からの物資の受け入れは今は行わない。人命救助が優先です』と、石川県の馳浩知事などが言っているのだから強行すべきではないでしょうね」などのコメントもあった。

 こうした声に、後藤氏は再度ポスト。自身の思いを記した。

「今回僕達は事前に物資の募集をしている施設へ物資をお届けしました。学校、役所、回った箇所の全てが市営の施設です。それから迷惑や邪魔にならないように事前に警察、役所にお電話でご連絡をした上で物資を要望されておりましたのでお届けさせていただきました。また現地に行ったので分かりますが、道路につきましても殆どの渋滞がガソリンスタンド待ちの渋滞と、それを知らずに渋滞にハマってしまっている渋滞です。

 緊急車両、ガソリン待ちの市民の皆さまの邪魔にならぬよう配慮をしながら遠回りをして空いている道路のみを通っております。ガソリンも先発隊からの情報をいただいておりましたので、石川県に入る前に満タンにしており、渋滞の一部にならないように配慮しております。そして本日走っていた限りでは地元のお車が9割以上を占めており、物資などで動いている他県ナンバーは殆ど見受けられませんでした」

 実際の現場の様子を伝え、さらに「アナウンスが全てではなく七尾市より30キロほど北上してしまえば携帯電話すら圏外の為、国自体も把握する事はできません。現場の現状やお声を確かめることは100%できていないと考えてます。その上でしっかりとした早期調査が必要だと思います」と持論を展開した。

「それから確かにマナー違反なボランティア活動車、犯罪狙いの悪質車があったのかもしれません。しかしながら妨げにならないように慎重に活動している者もいます。国が人命救助、災害復旧の人員確保、避難場所への必要物資の支給、全てを何もかも早く対応されていれば、そもそもどんな災害もボランティアなど必要ありません。お国の力だけではどうにもできないのでボランティア活動が必要になります。ネットに出ている記事、アナウンスを鵜呑みにする事こそ問題だと僕は思います」と自身の思いの丈を記していた。

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