NHK女性アナの大絶叫 大津波警報で声を荒らげた理由に納得の声…背景に過去の教訓

1日午後4時10分ごろ、石川県能登地方にマグニチュード7.6の令和6年能登半島地震が発生した。大規模な地震で大津波警報などが発令されたことを受け、各局は地震中継に切り替え、避難を呼びかけた。その中でもNHKの中継では「逃げて!」と女性アナウンサーが絶叫しながら危険を呼びかけ続けたが、その背景には2011年3月11日の東日本大震災の経験があった。

NHK放送センター【写真:ENCOUNT編集部】
NHK放送センター【写真:ENCOUNT編集部】

NHK女性アナの絶叫がネットで賛否を呼んでいた

 1日午後4時10分ごろ、石川県能登地方にマグニチュード7.6の令和6年能登半島地震が発生した。大規模な地震で大津波警報などが発令されたことを受け、各局は地震中継に切り替え、避難を呼びかけた。その中でもNHKの中継では「逃げて!」と女性アナウンサーが絶叫しながら危険を呼びかけ続けたが、その背景には2011年3月11日の東日本大震災の経験があった。

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 令和6年能登半島地震の発生を受けて、各局は地震中継に放送を切り替え。アナウンサーが現地の人たちへ「高台へ逃げてください」など避難を呼びかけていた。その中でもNHKのアナウンサーは声を荒らげて「今すぐ避難!」「逃げて!」など絶叫しながらの中継となった。

 冷静さを失ったようにも思える中継にSNS上では賛否の声があがっていたが、2日にNHKの伊藤海彦アナウンサーがXを更新。「私たちNHKのアナウンサーが強い口調で呼びかけをするのには理由があります」と2021年7月2日に投稿された1本のnoteを添付した。

 そこには東日本大震災当時、NHKに所属していた武田真一アナらの言葉がつづられており、中には、「『冷静、沈着なアナウンスメント』に感じた限界」とも記されていた。そして、「NHKのアナウンサーがふだんの『冷静沈着』さを捨てた『異常な姿』を見せることで、視聴者が『特別なことが起きている』と感じて、それが避難行動につながる」ともつづられていた。

 この伊藤アナの投稿には「NHKアナの皆様には尊敬の念が深まります」「昨日の女性アナウンサーの方の呼びかけはリアルでした!」「冷静より緊急事態だと言うのをしっかり伝えた方が良いと感じた日だった」「公共放送の必要性を、改めて強く感じます」などのコメントが寄せられている。

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