大みそかに行われる格闘技イベント「RIZIN.45」（埼玉・さいたまスーパーアリーナ）の試合前会見が29日、都内で行われている。3年連続大みそか出場のYUSHIが元RIZINガールへの思いや2023年について語った。

　現在の心境について「変な緊張感はなく、今年1年本当にMMAに集中して練習してきました。やっと成果が出せる日が来たってことワクワクしている感じです」と語るYUSHI。

　この1年は週5日、練習をしてきた。ルイス・グスタボのパーソナルトレーニングを受け、対戦相手の分析をしてきた。「土日は休みにしていて、2時間半のプロ練と行ける時には1時間のパーソナルの時間を取って新しい技の研究とそれを試す時間に費やしてきました」と格闘家生活を明かす。

　また「かっこいいとは思うんですけど、自分のなかではなるべくならないように意識しています（笑）。青くなったりとか血が溜まったりして抜いたりしていました。ああいう風になっている人は本当に練習を重ねていってああなってると思うと、よりリスペクトは生まれました」と耳が“ぎょうざ”になりかけたことを告白した。

　練習せずに大みそかだけ出てくる、世間からはそんなイメージがある。カード発表後にはジムのチームメートがこれを否定し、YUSHIの努力を訴えていた。

「練習していることを自慢げに言うやつはカッコ良くない。結局結果が出なかったら練習は意味ないことになる。悔しいで言うと、昨年つまらない試合をして納得させられなかったのは自分の責任。面白い試合を見せて少なからず納得させられる実力を見せていかなきゃいけないと思う」

　この1年、元RIZINガールでキャバ嬢のHinanoからもターゲットにされていた。

「なんでこいつが絡んでくるのかなって最初はイラッとした。まぁでも自分の実力不足はある。僕は練習して頑張ってはい上がっていってRIZINに出させてもらっている立場。ただ同じ水商売から出て、なにかのタイミングでRIZINガールになれたっていう立ち位置なのに、なんで俺のこと否定してくるのかな。俺はこいつを許さないって気持ちになりました。けど、結局戦っているのは僕なので何を言われてもXのよく分からないやつが言ってくるのと変わりないです」