【RIZIN】堀口恭司、神龍誠は「自分に恐怖を感じている」 今の格闘技界にも言及「“客寄せピエロ”がいてもいい」
格闘技イベント「にゃんこ大戦争 presents RIZIN.45」(ABEMA PPV ONLINE LIVEで全試合生中継)のメインイベントで神龍誠とRIZINフライ級のベルトを争う堀口恭司が、ABEMAのインタビューで今の日本格闘技界への思いを語った。
大みそか、神龍とRIZINフライ級王座決定戦
格闘技イベント「にゃんこ大戦争 presents RIZIN.45」(ABEMA PPV ONLINE LIVEで全試合生中継)のメインイベントで神龍誠とRIZINフライ級のベルトを争う堀口恭司が、ABEMAのインタビューで今の日本格闘技界への思いを語った。
24日に行われた「RIZIN.45 Wタイトルマッチ調印式」に登場した堀口と神龍。「来週、僕がチャンピオンになって時代を変える」「僕が日本のMMAを引っ張っていく」「(堀口の)時代は終わってるんで」など一貫して強気な神龍に対し、堀口選手は「終わってねーよ!」と笑いながら返答していた。
その後のインタビューでは、「(自分自身)あまり年をとっていると思っていない、動きも全然変わらないし。いずれ時はくるけど今ではないよ」と答え、改めて世代交代を否定した。また、そんな神龍についても「言葉選びが下手」と語り、「向こうは煽らなくちゃいけないと思っているからそういう言葉選びになりますけど、向こうも正直ちょっと怖いんじゃない? 自分と戦うことに恐怖を感じているのかなと思う」と冷静に分析していた。
7月30日に開催された『超RIZIN.2』にて、初代Bellator世界フライ級王者をかけて戦った両選手の試合は、1R開始早々、堀口の指が神龍の右目に入りドクターストップに。その時の心境について、堀口は「あれ? 終わっちゃった? 終わっちゃうんだ、みたいな。いろんな考え方があるんで、でも自分の中のプロの感覚としては“失格”なんじゃないかなと思いますね。戦績を気にするタイプだったらそれが正解」と振り返り、「(前回の)25秒じゃ(印象は)わからない。試合って生き物なのでその時で違う動きが出たりする。今回は今回でどうなるかわからないけど、上手く詰めていきたい」と語った。
さらに話題は現在の日本の格闘技界にも及んだ。「人気もあるし、格闘技だんだんきてるなと思っています。それはそれでいいと思うんですけど、最終的に残るのはやっぱり強い選手。強い選手が数字を取るし、人を熱狂させるので何試合かは“客寄せピエロ”みたいなのがいてもいいのかなと思います。最終的に本物を見せられれば、『あいつら強いんだ』ってなるんで。格闘技の窓口を広げるにはいいのかな」と胸中を明かした。
「しっかりとKO、一本とって勝ちたいなと思います」と気合十分の堀口。世代交代に待ったをかけることはできるのか、本番が楽しみだ。