総合格闘家のYA-MANが、大みそかに防衛戦（ABEMAで完全無料生中継）を行うWBA世界スーパーフライ級王者の井岡一翔について言及。意外な接点を明かし、絶賛した。

　大みそかの「RIZIN.45」でMMA2戦目に臨むYA-MANはボクシングの技術を高めるために、井岡が所属する志成ジムでトレーニングしている。

「井岡さんの試合を見て、格闘技の概念が変わった」というYA-MAN。きっかけとなったのは、2020年のWBO世界スーパーフライ級タイトルマッチ、田中恒成との日本人対決だった。

「身体的な要素は全て田中選手が勝っていた。でも最終的には井岡さんが圧倒して買った。そこで感じたのは格闘技って頭のスポーツ。そこから考え方が変わって、格闘技への向き合い方も変わって勝てるようになった。格闘技の師匠です」とその理由を明かした。

　志成ジムでボクシングトレーニングを重ね、特に足の使い方を学んだというYA-MAN。井岡の凄さについても言及した。

「年齢とともに運動能力は落ちると思う。井岡さんは瞬発力を凌駕する思考力がある。そこがすごい。相手が何を出してくるか、出す前にわかる。全部インプットされている。コンピューターですよね。どんどん洗練されていってる」と絶賛した。

　大みそかは「KOを見たい」と期待。「相手がすべてを出しつくした後のKOが見たい。相手もなすすべありませんみたいな感じで。むりやりいったところにカウンターを合わせて終わる。そういう試合を見たい」と続けた。

　一方で、「井岡さんに対して自分がコメントすることがおこがましい」と苦笑いする場面もあった。

　自身も大みそか「RIZIN.45」で平本蓮とMMAマッチを行う。「本当に徹底的にやるしかない」と目の色を変えていた。