【ズバリ!近況】「ととのいました!」のねづっち 寄席再開の喜びとコンビ解散の本当の理由語る
夫人との出会いは合コン、年齢は1歳上のはずが…
けっこう飲みますよ。2人で多いときで焼酎の4合瓶1本を1日で空けちゃいます。とくに好きなホッピーは、このステイホーム期間中、80本まとめて取り寄せていました。ヨメと飲むのは楽しかった。ネタではヨメに理不尽に怒られた話をしてますけど、仲が良いというか、僕が一方的に叱られていることがよくあるだけで(笑)。逆らわないことにしています。僕がM気質(笑)だから、相性がいいみたいですね。
ヨメは28歳のとき、高校の同級生に人数あわせで声かけられた合コンで知り合いました。ずっとみんなのお酒をセッセと作っていて「いい子だな」と思って。百貨店に勤めてて、キレイでしたしね。ただ、出会ったときは「1歳上」と言っていたのに、3か月後には「3歳年上」と言いだし、そのまた3か月後には「実はもうちょっと上かも」と告白され、免許証で確認したら6歳上でした(笑)。売れない間、黙って支えてくれて、「ととのいました!」が新語・流行語大賞トップ10に入った2010年に結婚しました。子供はいません。
2011年から月1回、新宿・歌舞伎町にある劇場「ハイジアV-1」でピンライブ「ねづっちのイロイロしてみる60分」をやってるんですけど、ヨメはこれにも毎月来てくれます。時事漫談やお客さんからお題をいただいて「なぞかけ」やったりするんですけど、“鬼嫁ネタ”もけっこうしゃべるんで、家に帰ってお酒を飲み始めると「今日もずいぶん盛ってくれたな」って始まるんです。普段は優しいんですけど、酔うと口調が荒くなるんですよ(笑)。
「Wコロン」を解散した本当の理由は
「ねづっちのイロイロしてみる60分」はコロナ期間中に通算100回になる予定がコロナでできなくなって、6月22日に再開します。4か月ぶりになりますね。いつもよりお客さんの数を3分の1以下に減らしてやるので会場代にもならないんですけど、チケット代を上げるのは違うと思うし……厳しいですよね。それでも、やっぱりお客さんの前でやりたい。7月9日には仙台の「花座」に呼んでもらったので、初めて地方公演もしますよ。
2015年にコンビを解散したのは結局、方向性の違い。僕は舞台でネタがやりたくて、相方はMCとかがやりたかった、っていうことですね。ピンになったら、自分1人でネタ作って、全部試してみることができて、ウケるもスベるも自分1人の責任。気が楽でいいですよ。
□ねづっち(ねづっち)1975年2月18日、東京・日野市生まれ。本名:根津俊弘。東洋大学法学部在学中の1997年、デビュー。2004年、「Wコロン」を結成すると、昭和風の謎かけ漫才で注目され2010年にブレイク。「ととのいました!」のかけ声は新語・流行語大賞トップ10に入った。2015年に解散し、ピン芸人として活動中。