来年大河『光る君へ』、新ビジュアル公開 “紫式部”吉高由里子が「平安ならではの装い」

俳優の吉高由里子が主人公・紫式部(まひろ)を演じる2024年のNHK大河ドラマ『光る君へ』(1月7日スタート、日曜午後8時)の新たなビジュアルが18日、公開された。

『光る君へ』の新たなビジュアルが公開された【写真:(C)NHK】
『光る君へ』の新たなビジュアルが公開された【写真:(C)NHK】

制作統括も絶賛「一瞬で心奪われました」

 俳優の吉高由里子が主人公・紫式部(まひろ)を演じる2024年のNHK大河ドラマ『光る君へ』(1月7日スタート、日曜午後8時)の新たなビジュアルが18日、公開された。

 今回、新たに公開されたビジュアルは「月夜ver.」だ。吉高演じるまひろが月夜に照らされ、宮中で作家として生きていく様子を表現しているという。

 公開にあたって、制作統括の内田ゆきチーフ・プロデューサーは「光る君への主役『紫式部=まひろ』は、メインビジュアルの吉高由里子さんの美しくも謎めいた表情で見ていただくとして、平安ならではの装いもぜひご覧いただきたい、というのが、この月夜バージョン発想のきっかけでした。幾重にも重ねた衣で、美と個性を表現する、この時代ならではのファッションです」と説明。

 続けて、「選ばれたシチュエーションは意外にも夜。柔らかな月光の中に、凛とした眼差しのまひろが座っていました。清らかな白地に鳳凰の文様が映える袿(うちき)、襟から流れ出る鮮やかな紫。装いのあでやかさもさることながら、静かに光り輝く強さを感じさせる吉高さんのまひろに、一瞬で心奪われました。この月夜バージョンで、平安の美を体現するかのようなまひろの姿をご覧いただき、なおいっそう『光る君へ』にご期待くださいますよう、よろしくお願いいたします」と呼びかけた。

 ビジュアルを手がけたクリエイティブディレクターの市耒健太郎氏のコメントは以下の通り。

「だれにでも、一生を変えることのできる一夜がある。このビジュアルは、美しい平安の装いの中で、月光に吸い込まれるように、作家として生き抜く決意をした瞬間の紫式部を想像しながら撮影しました。『わたしを生きてみせる』その背景に、実は、彼女の創造性は、いろいろな『わたし』の交差から生まれたのではないでしょうか。女性としての『わたし』。母親としての『わたし』。流行作家としての『わたし』。ひとりぼっちの『わたし』。恋人としての『わたし』。……運命に翻弄されながらも、意志と才能で時代を駆け上がっていく吉高由里子さん演じる紫式部。放送回ごとに、今夜はどのような『わたし』に出会えるのか。そんな見方も楽しめる一年の大河です」

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