内村航平監修の「THE SHOWMAN」 体操競技を100倍楽しめる漫画のワケ
日本の男子体操界が世代交代を迎えている。10月4日に開幕する世界選手権(ドイツ・シュツットガルト)は、団体総合金メダルに輝いたリオデジャネイロ五輪組が代表入りを逃し、谷川航選手、谷川翔選手、萱和磨選手ら新世代ジムナストたちが日の丸を背負い世界と戦う。そんな日本体操界と重なる漫画が「週刊少年サンデーS増刊」(小学館)で連載されている。タイトルは「THE SHOWMAN(ザ・ショーマン)」。五輪個人総合2連覇を達成した内村航平選手が監修する本作品は、体操の魅力・楽しさが存分に伝わる作品となっている。
内村航平が体操漫画の第一人者・菊田洋之とタッグを結成
日本の男子体操界が世代交代を迎えている。10月4日に開幕する世界選手権(ドイツ・シュツットガルト)は、団体総合金メダルに輝いたリオデジャネイロ五輪組が代表入りを逃し、谷川航選手、谷川翔選手、萱和磨選手ら新世代ジムナストたちが日の丸を背負い世界と戦う。そんな日本体操界と重なる漫画が「週刊少年サンデーS増刊」(小学館)で連載されている。タイトルは「THE SHOWMAN(ザ・ショーマン)」。五輪個人総合2連覇を達成した内村航平選手が監修する本作品は、体操の魅力・楽しさが存分に伝わる作品となっている。
本作品で内村選手とタッグを組んだ漫画家は菊田洋之氏。菊田氏が1994年から2000年まで連載した「ガンバ! Fly high」(原作はロサンゼルス五輪金メダリスト森末慎二氏)は、アニメ化もされた知る人ぞ知る名作体操漫画だ。内村選手も子供の頃から愛読しており、「THE SHOWMAN」第1巻の巻末インタビューでは「同世代の体操選手は、ほぼ全員が『ガンバ! Fly high』を読んでいました」と現役選手に影響を与えている作品であることを明かしている。”日本体操界のレジェンド”内村選手と”体操漫画の第一人者”菊田氏による「THE SHOWMAN」は”究極の体操漫画”と言える作品だ。
若きジムナストが東京五輪 金メダルを目指す物語
物語は船橋の小さな体操教室に通う中学生・橘翔馬が、全国から選ばれた若手選手による特別合宿”体操次世代プロジェクト”に招聘されたところから始まる。体操一家・飛田三兄弟の末っ子である飛田尊、誰よりも美しい倒立で魅了する伊達司、アメリカンの血を引く陽気なオールラウンダーの鬼塚マイケル、全国的に有名な選手たちと出会い、過酷なサバイバル合宿、”誰よりもヤバイ体操をやった奴が勝ち!”というルール無用の自由演技審査に挑む。
そして、このプロジェクトで若手選手たちを見守るのは、リオ五輪個人総合・団体総合の金メダリスト”キング”大和公平。内村選手を彷彿とさせるキャラクターだ。才能ある仲間たちと切磋琢磨する翔馬が、大和のアドバイスを受け成長しながら、東京五輪での金メダルを目指すというストーリーになっている。次世代ジムナストは“体操王国 日本”を死守することができるのか。