格闘技イベント「RUF presents RISE WORLD SERIES 2023 Final Round」（ABEMAで全試合無料生中継）が16日、東京・両国国技館で行われ、第1試合では那須川龍心が龍太郎に3R・TKO勝利を飾った。試合後には大みそかの「RIZIN.45」でMMAに初挑戦することが電撃決定した。

　天心の弟・龍心は、3R残り1分を切ったところで飛び膝をクリーンヒットさせ、眉間をカット。ドクターストップでTKO勝利となった。

　勝利後のマイクにて、龍心は「今日応援してくださった方ありがとうございました。前よりか少しは成長した姿を見せれたと思うんですけどどうですかね！？」と観客へ呼びかけるや、「今回KOしたし、3ラウンドでKOできてそこまでダメージもないんで、今年の年末おおみそか『RIZIN.45』どうですかね？」と、リングサイドのRIZIN榊原信行CEOに突如直談判した。

　驚いた表情を見せた榊原CEOでしたが、「本気でやるんなら用意してもいいけど、MMAだよ？」「お前の兄貴はMMAをやったんだけど、兄貴と同じ道歩めるんならMMAで相手を用意します」と、MMAルールという条件を提示。これに龍心は、「自分の兄もRIZINでMMAで出たように、僕もこれはやるしかないんで、MMAルールでやります！」と応じ、『RIZIN.45』の出場が電撃決定した。

　榊原CEOも、龍心の年齢を確認したうえで「じゃあ、17歳で同じくらいの年齢でごっつい相手、用意します。あと2週間しっかり準備してください」とゲキ。龍心も「おおみそかRIZIN、しっかり決まったんで。本気でMMAをやるんで、しっかり皆さん大晦日も応援をよろしくお願いします」と返しリングを後にした。