女性オーナーが愛車レクサスを“唯一無二”に大胆改造 トランク開けたら仰天「10か所が光ります」

友達の彼氏が乗っていて「面白そうだな」から始まり、VIPカー歴は23年を数えた。今は高級ブランド車が愛車。なんとレクサスLC500を“大胆カスタム”で、進化させ続けている。そんなクルマ大好き女性、美穂セルさんの愛車物語とは。

美穂セルさんのレクサスLC500は注目の的だ【写真:ENCOUNT編集部】
美穂セルさんのレクサスLC500は注目の的だ【写真:ENCOUNT編集部】

VIPカー愛好家の中で象徴的だった30セルシオを手放してまでレクサスにぞっこん

 友達の彼氏が乗っていて「面白そうだな」から始まり、VIPカー歴は23年を数えた。今は高級ブランド車が愛車。なんとレクサスLC500を“大胆カスタム”で、進化させ続けている。そんなクルマ大好き女性、美穂セルさんの愛車物語とは。(取材・文=吉原知也)

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 18歳の頃にドレスアップカーに興味を持ち始めた。初めて買ったのは、32セドリック。「20歳になって、『よし、自分1人でローンを組めるぞ!』と。エアロを付けて、ピンク色にオールペン(全塗装)しました」。

 その後、30セルシオに18年間乗った。VIPカー愛好家の間では、美穂セルさんの紫色のセルシオが知られている。「オレンジから紫色に変えて、オーバーフェンダーを付けて、内装はピンクに塗ったり。結構いじりましたね。カスタムの総額は600万円ぐらいかけました」。今もスマートフォンの壁紙に写真を使っている。

 セダン車のカスタムはやり切った感を持つようになった。そして、あえてセルシオを手放し、次に注目したのは、クーペだった。「セダンで『次にこれをやりたい』がなくなってしまって。友人が乗っていたスカイラインクーペがいいな、と思うようになったんです」。そこから駆け足の乗り換えが続く。スカイラインクーペとレクサスLS460の2台持ちから、レクサスRC、そして、このLCだ。「何よりかっこいい、これが一番の理由です。欲しいけど買えるとは思っていませんでした。RCを売った頭金と、家のローンのやりくりがうまくいく計算になって、買えました!」。5000CCのガソリンエンジンでいい状態の中古をゲット、2年前のことだ。

 ボディーカラーは買ったときの色そのまま。そこに、美穂セルさん流のアレンジ改造が加わっている。黒のフラップ、ホイール、マフラー、エアサスで現状のカスタム費用は300万円ほどの内容だ。2023年の東京オートサロンに出展するほどの完成度を誇っている。

 さらに、「トランクオーディオを入れました。10か所が光ります。レクサスLCにこれを搭載するのはなかなかないと思いますよ」。トランクを開けたらびっくり仰天。唯一無二の存在感をどんどん高めている。

 美穂セルさんはすっかり人気者。カーイベントに出ずっぱりで、2023年は年間24件ほどのイベントに“参戦”。スタッフとして参加したり、MCを担当することもあるという。「全国各地を回っています。これまでに北海道と九州以外は行きました。青森から広島まで走っているんですよ。ほんと日曜日はずっとイベントなので、2024年もたくさんのイベントに出たいです」。外国人のクルマ愛好家からも注目の的で、「たくさんの方に写真を撮ってもらいますが、マイカーですと言うと、『オー、グレート!』と驚かれます」と笑みをこぼす。

 乗りやすくて速くて楽しい――。そんなレクサスのカーライフ、VIP仕上げの今後をどう描いていくのか。「自分自身、こんなに続くとは思っていませんでした。VIPカーにはいろいろな意見があるかもしれませんが、あくまで自己満足の世界で楽しんでいます。クルマ離れと言われることもありますが、皆さんに興味を持っていただきたいです。私自身、20代から50、60代と幅広い年代の仲間がいます。いろいろな世代の人脈、人のつながりができて、クルマは素晴らしい趣味だと思います」と実感を込める。

 それに、「まだ、内装は純正です。まだ(笑)。秘密ですが、これからも進化する予定です。他の人が誰もやらないようなことをLCでやりたいですね!」。どんな変貌を遂げるのか、お披露目が楽しみだ。

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