加山雄三、谷村新司さんとの名曲『サライ』誕生秘話語る「あっちでまた歌おうぜ」

俳優・歌手の加山雄三が、12月11日に行われた故・谷村新司さんのお別れ会に出席し、谷村さんとの思い出を語った。

谷村新司さんのお別れ会が開かれた【写真:徳原隆元】
谷村新司さんのお別れ会が開かれた【写真:徳原隆元】

谷村さんとの思い出があふれ「何から話していいか分からない」

 俳優・歌手の加山雄三が、12月11日に行われた故・谷村新司さんのお別れ会に出席し、谷村さんとの思い出を語った。

軽トラからセンチュリー、バイクにバギー…大御所タレントの仰天愛車遍歴(JAF Mate Onlineへ)

 東京・グランドプリンス新高輪「飛天」で行われた谷村さんのお別れ会には、日中にファン約2000人が参列。夕方からは各界の著名人約600人が参加して、谷村さんの生前のライブ映像を上映しての「谷村さんを送る会」が開催された。

 加山と谷村さんは、加山の作曲と谷村さんの作詞で日本テレビ系『24時間テレビ』のテーマ曲『サライ』を作った間柄で、加山はお別れ会の発起人にも名を連ねた。

 司会の有働由美子アナウンサーからコメントを求められると、「思い出がありすぎて、何から話していいか分からないっていう気持ちでいっぱいです」と話しつつ、「サライ」の思い出に言及。谷村さんから「『電話で(曲名に)『サライ』っていいと思うんですよ』って言われて、『サライってなんだよ』って聞いたら、『(ペルシャ語で)住むところ』だって。人間が中に住む、移動式の家だって言うから、面白いからそれでいこうって、そういう話ばっかり覚えている」と、『サライ』の曲名が決まった時の思い出を明かし、「ご苦労さま、ありがとう。そのうち俺も行くから、あっちでまた『サライ』を歌おうぜ」と谷村さんを弔った。

「送る会」には、作詞家の湯川れい子氏、作曲家で文化庁長官の都倉俊一氏、THE ALFEE、堺正章、デーモン小暮、五木ひろしら数多くのミュージシャンも出席。会の最後には谷村さんの『昴』を、参加者のスマホを点灯して振る光の演出とともに全員で合唱。谷村さんの業績を多くの人が偲んだ。

次のページへ (2/2) 【写真】谷村新司さんのお別れ会、会場の様子
1 2
あなたの“気になる”を教えてください