『M-1』立川志らく、審査員を勇退 18年から5年連続…就任当初は「非難もされました」

落語家の立川志らくが11日、漫才日本一決定戦『M-1グランプリ2023』(24日午後6時30分スタート)の決勝戦で審査員を務めないことが分かった。新たな審査員は17日にABCテレビ・テレビ朝日系で放送される『超お宝映像で振り返る!M-1衝撃の瞬間SP』内で発表される。

立川志らく【写真:(C)小川峻毅】
立川志らく【写真:(C)小川峻毅】

新審査員は17日の特番内で発表

 落語家の立川志らくが11日、漫才日本一決定戦『M-1グランプリ2023』(24日午後6時30分スタート)の決勝戦で審査員を務めないことが分かった。新たな審査員は17日にABCテレビ・テレビ朝日系で放送される『超お宝映像で振り返る!M-1衝撃の瞬間SP』内で発表される。

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 2018年から5年にわたり、審査員を務めてきた志らくが、審査員から勇退する。落語界の隆盛な時代を築き、20人近くの弟子を抱える志らくは、落語家という顔だけでなく、映画評論家、劇団主宰という幅広い分野に精通。その視野の広さで、「M-1グランプリ」のファイナリストたちの審査をしてきた。

 志らくは「5年もの長い間、若い才能の塊の芸に触れる事が出来て感謝しております。当初は漫才師でもない奴が何故審査をするんだと非難もされましたが、私としては漫才師No.1を決めると同時に明日のお笑いのスターを決める大会でもあると思っていたので落語家がいてもいいのではとそういう思いでやってきました」と大役を全うしてきたことへの思いを吐露。

 続けて、「あとランジャタイをはじめとするヨネダ2000、トム・ブラウンのようなぶっ飛んだ漫才を高評価する審査員として一部ファンに支持されてきました。私が審査員から卒業することで中には志らく枠が消えてぶっ飛んだ漫才が不利になるという意見も耳にしました。でも多くの人が見ています。ダウンタウンも当初は際物扱い。それが今やトップスター。ダウンタウンのようにマニアックが天下を取ればカリスマになれる! そしてもうひとつ。魅力ある漫才師を目指して。どんなにテクニックがあっても魅力には太刀打ち出来ないんだから。勿論正統派も頑張って! みんな頑張って!」と次なるニュースターへのエールを送った。

 22年のM-1では、山田邦子、博多大吉の2人が新たに加わり、塙宣之、富澤たけし、志らく、中川礼二、松本人志の7人が審査員を務めていた。

 なお、決勝戦のMCは今年も今田耕司と上戸彩に決定。2人はコンビを組んで今回で12回目となる。今田は2003年大会から17大会連続、上戸は08年大会より12大会連続でのMCとなる。また、敗者復活戦のMCには陣内智則と西野七瀬が務める。

 決勝進出を決めた9組は下記の通り。

ダンビラムーチョ/カベポスター/マユリカ/モグライダー/くらげ/令和ロマン/さや香/真空ジェシカ/ヤーレンズ

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