『アダモちゃん』の68歳・島崎俊郎さん、急性心不全で死去 関係者「最近まで体調不良もなく…」

お笑いタレントの島崎俊郎(しまざき・としろう)さんが6日、急性心不全のため亡くなったことが7日夜、分かった。68歳だった。葬儀は近親者のみで行われる。島崎さんはお笑いトリオ・ヒップアップのメンバーでブレークし、1980年代にフジテレビ系『オレたちひょうきん族』などでは、『アダモちゃん』のキャラクターで人気だった。

島崎俊郎さんが68歳で死去した【写真:ケイダッシュステージHPより】
島崎俊郎さんが68歳で死去した【写真:ケイダッシュステージHPより】

ブログの更新は今年9月4日が最後

 お笑いタレントの島崎俊郎(しまざき・としろう)さんが6日、急性心不全のため亡くなったことが7日夜、分かった。68歳だった。葬儀は近親者のみで行われる。島崎さんはお笑いトリオ・ヒップアップのメンバーでブレークし、1980年代にフジテレビ系『オレたちひょうきん族』などでは、『アダモちゃん』のキャラクターで人気だった。

 突然の訃報で、所属事務所の関係者は言った。

「前から体調不良だったようなことも伝えられていますが、そんなことはありません。最近まで変わった様子はありませんでした。ご家族にも確認しました」

 島崎さんは高知県生まれで京都府育ち。18歳だった1973年に上京し、78年、クレイジーキャッツの付き人仲間4人に川上泰生を加え、コントグループのサンズンズを結成した。翌79年には、サンズからともに脱退した川上に故小林すすむさんを加えてヒップアップを結成した。80年には、フジテレビ系『笑ってる場合ですよ!』のコーナー『お笑い君こそスターだ!』で優勝。当時の漫才ブームに乗ってブレークした。

 ボケ役だった島崎さんは85年2月2日、『オレたちひょうきん族』に出演。ビートたけしを主人公にしたコントコーナー『タケちゃんマン7』で、アダモちゃんの基となるマネー島崎として登場。以降、「ペーイ」と叫びながら暴れ回る謎のアフリカ原住民「アダモステ」となり、強烈なキャラクターを手にした。

 お茶の間の人気者だった島崎さんはその後、日本テレビ系『元気が出るテレビ!!』の体を張ったリポーター芸を披露。島崎さんがリポートし、寝込みのアイドルなどの宿泊部屋にバズーカを打ち込む『早朝バズーカ』も話題になった。

 プライベートでは91年2月に結婚し、93年に長男、96年に次男誕生。大のサッカー好きでも知られ、京都・洛北高時代は全国高校総体、国体に出場し、京都選抜入リ。芸能人サッカーチームのザ・ミイラでも、明石家さんま、木梨憲武らと活動していた。

 ブログの更新は今年9月4日が最後。仕事で愛知・三河安城に滞在したホテルで目覚めの一杯としてコーヒーを飲む自身の写真とともに「昨日のことは昨日のことです 良い日になるよう 今日という一日に気持ちを集中させます」などとつづっていた。

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