15歳の寺田心、アニメ映画の収録は声変わり前 出演に感謝「不安定な時期の声を残せて光栄」

俳優の寺田心(15)が6日、都内で行われたアニメ映画『屋根裏のラジャー』ジャパン・シネマ・オーケストライベントに出席した。

イベントに出席した寺田心【写真:ENCOUNT編集部】
イベントに出席した寺田心【写真:ENCOUNT編集部】

アニメ映画『屋根裏のラジャー』でラジャーを好演

 俳優の寺田心(15)が6日、都内で行われたアニメ映画『屋根裏のラジャー』ジャパン・シネマ・オーケストライベントに出席した。

 寺田は本作で、想像から生まれた誰にも見えない少年・ラジャーを好演しているが、声の収録は、自身が声変わりをする前に行われたという。この日は、西村義明プロデューサーが、映像や音楽について作品へのこだわり、そこへの苦労を話す場面もあったが、寺田は「この作品はいろいろな方が何年もかけて作られているなか、僕自身が作品に関わることができてうれしい」と思いを述べる。

 さらに寺田は「僕の声変わり前の、不安定な声の時期に収録したものなんです」と語ると「そういう時期の声を作品のなかでこうして形として残すことができたというのは、とても光栄です」と真摯(しんし)なまな差しで語っていた。

 この日は、ラジャーを想像の世界で生み出した少女・アマンダの声を演じた鈴木梨央も登壇。鈴木と言えば、子役として数々の作品で印象深い演技を披露しているが、素晴らしい音響のなか作品を鑑賞し、舞台に上がると「こんなすてきな作品に携わることができて幸せです」と大粒の涙を流していた。

 本作は、イギリスの詩人・作家のA.Fハロルドによる原作「The Imaginary」を、『メアリと魔女の花』などのスタジオポノックがアニメーション映画化。想像から生まれた誰にも見えない少年・ラジャー(寺田)が、イマジナリーフレンドたちと共に、現実と想像が交錯する世界で大冒険する姿が描かれる。

 イベントには寺田、鈴木、西村プロデューサーのほか、仲里依紗、イッセー尾形、百瀬義行監督、ア・グレイト・ビッグ・ワールドのイアン・アクセルも参加した。

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