YA-MAN勝利を予想していた白鳥大珠が明かす朝倉未来の敗因「フェイントに相手は反応してた」

キックボクサーのYA-MANとMMAファイター・朝倉未来が11月19日に行われた新格闘技イベント「FIGHT CLUB」で対戦。オープンフィンガーグローブ(OFG)のキックボクシングマッチを行い、結果はYA-MANの1R・77秒KO勝ちだった。試合前には多くが未来の勝利と予想するなか、YA-MANが勝つことを予想していたキックボクサーの白鳥大珠に感想を聞いた。

インタビューに応じた白鳥大珠【写真:ENCOUNT編集部】
インタビューに応じた白鳥大珠【写真:ENCOUNT編集部】

「あの日の結果はあの日だけ」と冷静

 キックボクサーのYA-MANとMMAファイター・朝倉未来が11月19日に行われた新格闘技イベント「FIGHT CLUB」で対戦。オープンフィンガーグローブ(OFG)のキックボクシングマッチを行い、結果はYA-MANの1R・77秒KO勝ちだった。試合前には多くが未来の勝利と予想するなか、YA-MANが勝つことを予想していたキックボクサーの白鳥大珠に感想を聞いた。

 ENCOUNTの調査ではアンケートに答えたユーザーの約7割が未来勝利と予想。しかし、YA-MANと対戦経験のある白鳥は「最後はYA-MANが倒し切るような気がする」と断言していた。

 見事予想的中となった白鳥はその理由について改めてこう説明する。

「負けはないけど、ダウンはあると。その上で、なんでYA-MANが勝つと予想したかと言うと、RIZINのリングと違うように感じると思うんですよね。その距離の部分です。YA-MANって距離を詰めていくタイプなので、距離が詰まってしまう。やっぱりどうしてもMMAとは競技が違うかなと」

 MMAの5分と立ち技だけの3分は全く違うという。MMAでも5分間集中しなければいけないが、MMAでは展開のなかで息を整えるのも技術のうちだ。白鳥は「キックボクシングは3分間集中して立っていないといけないんですよ。そこの差はあるなと思っていました。ただあんな早い時間で倒すとは思いませんでした」とまさかの結末であったことを明かした。

 未来の微細な動きを白鳥も見逃していなかった。YA-MAN勝利の要因についてこう明かした。

「YA-MANはプレスをかけながらいってたけど、手を出していなかった。フェイントに相手はカウンターの反応をしていたので、見て戦っているんだなと思いました」

 YA-MAN以外にもRISEファイターが出場した大会をどう見ていたのか。もしYA-MANが負けることがあれば自らが参戦すると試合前に豪語していたが、それはあくまでリップサービス。「あれは言っただけです(笑)」と否定した。

「『FIGHT CLUB』をやったから何か変わるってことはないんじゃないかな。YA-MANはもちろん知名度上がったと思うけど、それぐらい。RISEが1番とかそういうことにはならないと思います。あの日の結果はあの日だけ。ミックスルールとかと変わらない」

 試合後も話題になり続ける“朝倉未来”のすごさを改めて感じたようだった。

「朝倉未来っておすすめにめっちゃ出てきますから。試合をして負けて、これだけ話題の中心にいるってスター性、カリスマ性があるんじゃないかなと思いました。いろんな格闘家、ファンが反応してる。それだけ影響力がある。ジャンルを超えちゃってますからね、すごいっすよね。勝った選手が称賛されるべきではあると思うんですけどね(苦笑い)」

 白鳥は12月16日に行われる格闘技イベント「RISE WORLD SERIES 2023 Final Round」(東京・両国国技館/ABEMAで独占生中継)でザカリア・ゾウガリー(モロッコ)と対戦する。

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