67歳・役所広司、頑張る原動力は「素晴らしい作品を観客として見た時」 『GQ MEN OF THE YEAR』2度受賞

俳優の役所広司が28日、その年に圧倒的な活躍をみせた人に贈る『GQ MEN OF THE YEAR 2023』を受賞し、都内で行われたフォトコールに出席した。

授賞式に参加した役所広司【写真:ENCOUNT編集部】
授賞式に参加した役所広司【写真:ENCOUNT編集部】

「レジェンダリー・アクター賞」を受賞

 俳優の役所広司が28日、その年に圧倒的な活躍をみせた人に贈る『GQ MEN OF THE YEAR 2023』を受賞し、都内で行われたフォトコールに出席した。

「レジェンダリー・アクター賞」を受賞した役所は、2021年に「ベスト・アクター賞」も贈られており、今回で2度目のアワード獲得。前回は授賞式を欠席したため「今回は華やかな場所に呼んでいただいて感動しています」とにっこりで、ビシッと決まったタキシード姿でレッドカーペットを歩いた。

 役所は、映画『PERFECT DAYS(パーフェクト・デイズ)』(12月22日公開)で、『第76回カンヌ国際映画祭」の「最優秀男優賞」を受賞。日本人俳優として19年ぶり2人目の栄誉に輝いた。カンヌでの受賞はもちろん、長年の功績を称え、今回の『GQ MEN OF THE YEAR』受賞の運びとなった。

 コロナ禍の影響で公開延期が重なり、今年は主演映画3本も公開。「たまたま上映が多くなる年になった。普段はこれだけの数の映画はできない」と振り返り、「頑張ろうというモチベーションは、素晴らしい作品を観客として見た時。映画のなかで働いている人間としては勇気をもらえる。そういう人たちに引っ張り上げてもらった気がする」と感謝した。

 また、今年1年で印象深い出来事は映画『PERFECT DAYS』での役作り。「渋谷の公衆トイレ清掃員役で、初めて公衆トイレ清掃を2日間みっちり練習した。それは俳優をやっていなきゃなかなか経験できないこと。指導してくれる清掃員の方から、使う人への気遣いを聞いて、非常にいい経験をした」と振り返った。

 なお、今年の『GQ MEN OF THE YEAR』は新しい学校のリーダーズ、安藤サクラ、桑田悟史、ヒコロヒー、久石譲、BRIGHT、Mrs. GREEN APPLE、山田裕貴、吉田正尚、ラーズ・ヌートバーも受賞。各賞が贈られた。

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