浜辺美波&赤楚衛二&野村萬斎が共演 映画『もしも徳川家康が総理大臣になったら』映画化決定

映画『もしも徳川家康が総理大臣になったら』が、2024年夏に公開されることが27日に発表された。俳優の浜辺美波、赤楚衛二、野村萬斎らが出演する。

映画『もし徳』に出演する赤楚衛二、浜辺美波、野村萬斎(左から)【写真:(C)2024「もしも徳川家康が総理大臣になったら」製作委員会】
映画『もし徳』に出演する赤楚衛二、浜辺美波、野村萬斎(左から)【写真:(C)2024「もしも徳川家康が総理大臣になったら」製作委員会】

浜辺演じるテレビ局記者が赤楚“坂本龍馬”に近づく

 映画『もしも徳川家康が総理大臣になったら』が、2024年夏に公開されることが27日に発表された。俳優の浜辺美波、赤楚衛二、野村萬斎らが出演する。

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 同作は、作家・眞邊明人氏の同名ビジネス小説(サンマーク出版)が原作。舞台はコロナ禍の2020年。首相官邸でクラスター発生し総理大臣が急死してしまった日本で、窮地に追い込まれた日本を救うべく、「歴史上の偉人達をAIで復活させ、最強内閣を作る」ことに。総理大臣に徳川家康をはじめ、坂本龍馬、織田信長、豊臣秀吉、紫式部、聖徳太子、北条政子など”偉人ジャーズ”による『ドリームチーム内閣』が誕生する。

 浜辺は女子アナ志望の若手テレビ局員・西村理沙を、赤楚は内閣官房長官を任された坂本龍馬、野村は内閣総理大臣・徳川家康を演じる。偉人たちの圧倒的なカリスマ性や、政策を推し進める”えげつない実行力”に日本中が熱狂していく中、浜辺演じる理沙はスクープを取ろため坂本龍馬に近づき、“偉人ジャーズ”の活躍の裏に渦巻く黒い思惑に気づいてしまう。

 浜辺は理沙について、「仕事柄、少しだけしたたかな部分もありますが、真っすぐで憎めない女性です」と説明し、「『もし徳』は2023年を締めくくる自分へのご褒美のような作品です。役柄と一緒に猪突猛進して、最後までのびのびと楽しく演じていきたいです」と意気込んだ。赤楚も「台本を終始ワクワクしながら読ませて頂きました。全力で激動の時代を生きた坂本龍馬を演じていけたらと思います」とコメント。また家康役のオファーを受けるのは初という野村は、「総理大臣として要に座るわけですが、周りの意見を見聞きしてジャッジしていくというのは少し自分自身の日常と重なる部分もあります」と語った。

 同作のメガホンを取るのは、09年『のだめカンタービレ 最終楽章』前編(41億円)、10年の後編(37.2億円)、12年『テルマエ・ロマエ』(59.8億円)19年『翔んで埼玉』(37.6億円)など数々の大ヒットを手がける武内英樹監督。「時代を越えて今を生きる日本人に何を伝えてくれるのか? 『楽しくて深い』そんな映画をお届けしたいと思います」とコメントしている。

 出演者のコメントは下記の通り。

○浜辺美波
「私が演じる西村理沙は、テレビ局の報道記者です。仕事柄、少しだけしたたかな部分もありますが、真っすぐで憎めない女性です。今作の台本を読んで最高に元気が出たことは、様々な時代の偉人たちが一堂に会すること! 撮影で皆さんにお会いできると思うと、それだけでワクワクします。それだけではなく、舞台がコロナ禍の日本なので現実世界でもしあったらと身近に思えて、考えさせられる物語にとても惹かれました。また豪華キャストの皆さんが偉人達を演じられるので、その中に参加できることもとても楽しみです。

 武内監督とご一緒するのは『女信長』以来なのですが、撮影中は本当にわかりやすく演出していただいています。作品をつくるときのテンポやリズムにすごく嗅覚がある方で、私自身とても勉強になっています。『もし徳』は2023年を締めくくる自分へのご褒美のような作品です。役柄と一緒に猪突猛進して、最後までのびのびと楽しく演じていきたいです」

○赤楚衛二
「坂本龍馬役を演じさせて頂きます赤楚衛二と申します。初めに台本を頂いた時、この時代に現れた偉人達がどう動き現代の人々にどう影響するか、終始ワクワクしながら読ませて頂きました。読み終えた後に前向きな気持ちになると同時に、強いメッセージ性にも惹かれました。今回、僕自身坂本龍馬を演じさせて頂くのですが、時代モノも偉人も初めてです。ウィッグとメイクの力をお借りして楽しみたいと思います。公開時期は少々先ですが皆様楽しみにして頂けたら嬉しいです。まだ撮影中ですので全力で激動の時代を生きた坂本龍馬を演じていけたらと思います」

○野村萬斎
「撮影は、その国の偉人達が並んでいる蝋人形館が贅沢に動いているような、それくらいドリームな瞬間でワクワクドキドキしました。オファーをいただいたときは、時代劇と現代が繋がっているシチュエーションが自分にとって理想的な物語で飛びつきましたし、時代劇のオファーをいただくことはありましたが、三英傑の一人である徳川家康は初めてでした。総理大臣として要に座るわけですが、周りの意見を見聞きしてジャッジしていくというのは少し自分自身の日常と重なる部分もあります。

 この作品の魅力は偉人達と現代が繋がっているところ、偉人達がAIによって蘇る発想と、それによってコロナ禍を乗り越えようという着眼点の面白さにあります。そこに浜辺美波さんが演じられる理沙が絡み、時代劇と現代劇が組み合わさることで物語が大きく飛躍し、エンターテインメントとして深く突き詰めることができるような気がしています」

○武内英樹監督
「待ってました! 家康、龍馬、信長、秀吉、日本人なら誰でも知っている歴史上の英雄、まさに和製アベンジャーズが大暴れ! 偉人たちが生み出す化学反応に、私自身も一人の歴史好きとして本当に楽しみながら撮影しています。萬斎さんほか俳優界のドリームチームが真面目に最強内閣を演じれば演じるほど、現代社会と偉人の強烈なミスマッチがシュールでユーモラス!! さらには彼らがどのように日本を変えるのか? 時代を越えて今を生きる日本人に何を伝えてくれるのか? 『楽しくて深い』そんな映画をお届けしたいと思います」

○眞邊明人氏(原作者)
「映像化を意識して執筆した本作がついに映画化、しかも業界でも名高い武内英樹さんが監督と聞き興奮しました。そして野村萬斎さんが、過去に類を見ない『器の大きい』家康を演じてくださるのではないかと今から楽しみです。本作では、浜辺美波さんと赤楚衛二さんが現代と英傑とをつなぐ役割を担いますが、そこには現代を生きる我々が、どう歴史をつくっていくのかというメッセージが込められています。今を代表する若いお二人の才能が、それを最高の形で届けてくれるはずです。本作に多くの方が熱狂してくださると嬉しいですし、私自身一観客として、この映画で熱狂したい。それが閉塞感に満ちた社会や政治を変えていく原動力になればと思います」

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