朝倉未来の衝撃KO負け RIZIN榊原CEOはキャリアを心配「顎を打ち抜かれて記憶を飛ばすのは」

今年の大みそかに開催される格闘技イベント「RIZIN.45」の対戦カード発表が24日、都内で行われた。会見後、榊原信行CEOが今月19日に衝撃KO負けを喫した朝倉未来に言及。カード編成にも影響が出てきそうだ。

会見に出席したRIZINの榊原信行CEO【写真:ENCOUNT編集部】
会見に出席したRIZINの榊原信行CEO【写真:ENCOUNT編集部】

YA-MAN対平本蓮の可能性も

 今年の大みそかに開催される格闘技イベント「RIZIN.45」の対戦カード発表が24日、都内で行われた。会見後、榊原信行CEOが今月19日に衝撃KO負けを喫した朝倉未来に言及。カード編成にも影響が出てきそうだ。

 未来はオープンフィンガーグローブマッチのみの新格闘技イベント「FIGHT CLUB」でYA-MANと対戦。プロキックボクシングデビュー戦であったが、1R・77秒KO負けを喫した。記憶は飛んでしまい、自分が誰か分からないほどになり、一時は「引退」を宣言。2日後には引退を撤回するも格闘家を休養することを発表した。

 日本格闘技界の中心人物の衝撃KO負けを受け、平本蓮や安保瑠輝也などの格闘家らが反応。大きな影響が及んでいる。それは「RIZIN」も同じだった。

 榊原信行CEOは会見で「未来の本当の今の気持ちを聞きながら、彼自身が格闘家として次なる一歩を格闘家としてどう踏み出すかを相談したい。RIZINとしても全面的に協力したいし、応援したい。ここで終わる人ではないと思っています」と言及。

 さらに未来のダメージについてもこう言及した。

「顎を打ち抜かれて記憶を飛ばすっていうのは、本当に格闘家のキャリアのなかでは……。フロイド・メイウェザーと話していると、いかにダメージをもらわずに戦えるか。いかに究極の倒され方をせずに(戦うか)。それで効きやすくなるとかもあるじゃないですか。

 格闘家じゃないので分からないけど。彼のフィジカルの部分、キャリアにおいても、今回の試合を受け止めて次なる一手をどう取るのか。

 ファンは『もっといけよ』と言うけど、その言葉にだけ影響されずに、今回受けた肉体的ダメージ、精神的ダメージ、今後の年齢的なことを含めた人生をどう設計していくことも含めて話し合いができたらいいなと思います」

 その上で「残酷かもしれないけど、トップアスリートは同情されたら終わり。『こいつ強すぎて憎たらしい』『また勝ったよ』って言われるようなのが真の格闘技のトップを獲るアスリート。同情の言葉が他の格闘家からきてたけど、どんな心境かなと聞きたいですけどね」と語った。

 囲み取材でも大みそかのカード編成に影響があることをうかがわせた。

「平本選手とは全然違う方向性のカードで話を進めてきていた。方向性が変わる。YA-MANと平本の試合を間髪入れずにやる可能性もゼロではない。19日の試合結果を受けて今週末から来週にかけて蓮と話をして決めたいですね」

 今年の大みそか大会について「伏線回収」をテーマに掲げていたが「FIGHT CLUB」でまた内容は変わってきそうだ。

「衝撃的な結果だっただけに余韻がいろいろな意味である。そこを無視してカードを組むのではなく、旬なものを組むように。FIGHT CLUBで起きたことがなんらかの形で点が線につながるようにすべきと思っています」

 YA-MAN、平本、安保はどう関わってくるのか。大会直前までバタつきそうだ。



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