世界最大のプロレス団体WWE「サバイバーシリーズ」の記者会見が16日、都内で開催。ABEMAが「スーパースター来日記者会見」と銘打った会見に同団体のスーパースター・中邑真輔とシェイナ・ベイズラーが登壇し「サバイバーシリーズ」の魅力や思い出を語った。

　今月26日からスタートするWWEサバイバーシリーズPLE大会。ABEMAプロレスアンバサダーである武藤敬司氏も登場し、魅力を発信した。

　中邑は「PPVイベントに全ての選手が出られるわけじゃない。出られることは光栄。自分も過去にサバイバーシリーズは何度か出ていますけど、僕が出ているのは伝統的な試合形式だったり、ロウ対スマックダウン。ロウ対スマックダウン対NXTもある。番組を代表してチャンピオンとして戦うのはエキサイトしますね」と同シリーズの醍醐味（だいごみ）を紹介。

　ベイズラーは「私自身はロウ対スマックダウン対NXTの対戦に出させてもらっています。ここで王者になったり、特別な経験をさせていただいた思い出があります。このシリーズはいろんな大会の王者が競いあったり、特別なシリーズになっているので、普段とは違う感覚を楽しんでもらえると思う」と語った。

　サバイバーシリーズの思い出を語る場面で中邑は「当時自分がインターコンチネンタル王者でUS王者のダミアン・プリーストと試合をしたときにこの（左手の）人差し指が折れたんですね」と満面の笑み。さらに「骨折して、そのあともギプス付けながら休むことなく試合をさせられてたなって」と苦笑い。

　ハプニング以外では「US王者AJスタイルズとNXT北米王者ロデリック・ストロングとの3ウェイマッチは、展開が目まぐるしくて。試合中に頭を使って、試合後に充実感があふれた戦いだったな」と振り返った。

　また「WWEは日本で浸透していないゲーム性の高い試合形式が多いので、それを知ればより面白く見られるのではないか」と楽しみ方を提案した。

　ベイズラーは「自分自身がNXTの王者としてベッキー・リンチとベイリーとの対決です。あんなに大観衆を見たのは初めてでした。前日にウォーゲームにも出ていて、満身創痍（そうい）のなかで勝てたことが1番思い出深いです」と約4年前の試合を回顧した。

　両者の話を横で聞いていた武藤氏は「2人とも大変ですよ。WWEは競争も激しいし、世界中行ってるからね」と感心していた。