『ジョジョ』世界初ミュージカル化 ディオ役は“初ジョジョ”の宮野真守「とても光栄」
声優で俳優の宮野真守が16日、都内で行われたミュージカル『ジョジョの奇妙な冒険 ファントムブラッド』(2024年2月6日上演)の製作発表記者会見に出席した。「第1部 ファントムブラッド」をベースにした世界初の舞台化作品で、ジョナサン・ジョースターを松下優也と有澤樟太郎がダブルキャストで、ディオ・ブランドーを宮野が演じる。
宮野「アニメ業界とか声優業界の中でやっぱり『ジョジョ』って特別で」
声優で俳優の宮野真守が16日、都内で行われたミュージカル『ジョジョの奇妙な冒険 ファントムブラッド』(2024年2月6日上演)の製作発表記者会見に出席した。「第1部 ファントムブラッド」をベースにした世界初の舞台化作品で、ジョナサン・ジョースターを松下優也と有澤樟太郎がダブルキャストで、ディオ・ブランドーを宮野が演じる。
同ミュージカルは、シリーズ累計発行部数1億2000万部を誇る荒木飛呂彦の『ジョジョ』シリーズが原作。19世紀末のイギリスを舞台に、“ジョジョ”こと主人公ジョナサン・ジョースター(松下・有澤)と運命的な出会いを果たすディオ・ブランドー(宮野)を中心に、謎の石仮面をめぐる熱き戦いと奇妙な因縁を描く。
演出・振付は、15年に荒木飛呂彦原作の唯一の舞台化『死刑執行中脱獄進行中』で構成・演出・振付を担当した長谷川寧氏。音楽は仏ミュージカル作曲家ドーヴ・アチア氏が、脚本・歌詞は元吉庸泰氏が担当。帝国劇場にて24年2月6日~28日、札幌文化芸術劇場にて3月26日~30日、兵庫県立芸術文化センターにて4月9日~14日に上演する。
ジョジョの宿命のライバル・ディオを演じる宮野は「この『ジョジョ』という作品がミュージカルになると聞いて、非常に驚きました。しかもその中で、ディオという重要な役をやらせて頂くことになり、とても光栄」とあいさつ。「今日、皆さんとこうして初めて顔を合わせてみて……『あっ、皆ジョジョ顔をしているな』と思った(笑)。この濃いメンツで、最高の舞台を作り上げていきたい」と意気込んだ。
また「何を隠そう……僕はちまたでは、ちょっとした有名な声優なんですけども(笑)。結構いろいろやってるんです。ちょっと人気もあるんです」と畳みかけるように話して報道陣の笑いを誘いつつ、「アニメ業界とか声優業界の中でやっぱり『ジョジョ』って特別で、だから触れる機会もたくさんあった。何ならオーディションにも行ったこともあって。でもその時はご縁がなかった」とサラリと告白。
次いで「自分の初ジョジョが、ミュージカルになると思っていなかった。まずそこにビックリしました。僕は『ジョジョ』の中で第1部がすごく大好きで、コミックスも読んでいました。その中でディオ・ブランドーをやれるっていうのはこの上ない喜び。プレッシャーももちろんありましたが、とても光栄なことだったので、このミュージカルに僕の初ジョジョを捧げましたよね」とニヤリ。「最高に面白いディオを、繊細に彼の心情を演じていきたいなと思っております」と述べた。
会見には松下、有澤、エリナ・ペンドルトン役の清水美依紗、スピードワゴン役のYOUNG DAIS、ウィル・A・ツェペリ役の東山義久および廣瀬友祐(ダブルキャスト)、ジョースター卿役の別所哲也、長谷川氏も出席。プロモーション映像も初公開された。