【DDT】東京女子の新世代がズラリ 現役アイドルに大食いタレント、個性豊かな6選手
DDTが12日、秋のビッグマッチ『Ultimate Party 2023』を開催した。今年2回目となる両国国技館大会には豪華メンバーが集い、白熱した戦いを見せた。第3試合では、DDTと同じサイバーファイトグループの東京女子プロレスから「荒井優希&宮本もか&鈴木志乃vs鈴芽&遠藤有栖&上原わかな」が提供試合としてラインナップされた。東京女子の他団体参戦というと、今年2月に東京ドームで行われたプロレスリング・ノアの『武藤敬司引退試合 プロレス”ラスト”LOVE -HOLD OUT-』(坂崎ユカ&山下実優&中島翔子&辰巳リカvs瑞希&伊藤麻希&渡辺未詩&荒井)が記憶に新しいが、今回は東京女子の新時代の扉を開けることが期待されている6選手が選抜された。
個性豊かな新世代が東京女子の新しい時代を創る
DDTが12日、秋のビッグマッチ『Ultimate Party 2023』を開催した。今年2回目となる両国国技館大会には豪華メンバーが集い、白熱した戦いを見せた。第3試合では、DDTと同じサイバーファイトグループの東京女子プロレスから「荒井優希&宮本もか&鈴木志乃vs鈴芽&遠藤有栖&上原わかな」が提供試合としてラインナップされた。東京女子の他団体参戦というと、今年2月に東京ドームで行われたプロレスリング・ノアの『武藤敬司引退試合 プロレス”ラスト”LOVE -HOLD OUT-』(坂崎ユカ&山下実優&中島翔子&辰巳リカvs瑞希&伊藤麻希&渡辺未詩&荒井)が記憶に新しいが、今回は東京女子の新時代の扉を開けることが期待されている6選手が選抜された。
ここで今回出場した6選手のプロフィールをまとめておこう。荒井は、アイドルグループSKE48の一員としても活躍する二刀流プロレスラー。2021年5月にデビューし、同年の「2021年度プロレス大賞」新人賞を獲得する活躍を見せた。22年7月には赤井沙希との「令和のAA砲」でプリンセスタッグ王座を獲得するなど、新世代の中では一歩抜きんでた存在となっている。
その荒井のパートナーの宮本もかは20年7月にデビューし、自力初勝利の相手が荒井だったという因縁がある。ちなみに荒井の自力初勝利の相手は宮本なので、切っても切れない縁といえよう。そして鈴木はアップアップガールズ(プロレス)の一員として、今年3月にデビュー。元バスガイドという異色の経歴で、11月5日には初の凱旋試合を行っている。
対戦相手となる鈴芽と遠藤は「でいじーもんきー」の名でタッグとしても活動中。鈴芽は19年8月に、遠藤は21年1月にデビューし、ともに新世代の旗手として誰もが認める存在感を放っている。パートナーの上原は、大食いタレントとして一気に知名度を上げ、オーディション企画『夢プロレス』を経て今年1月に正式デビュー。鈴木とともに、今年デビューの6選手が参加する『ねくじぇねトーナメント’23』にエントリーされている。
赤井沙希と”令和のAA砲”を結成していた荒井が必殺技・Finallyで快勝
まず入場してきたのは、鈴芽、遠藤、上原組。リング上が「陽」の空気に包まれる。その空気を切り裂くように、荒井の荘厳な入場曲『Two Way』がヒット。東京女子新世代の6人がリングに揃い、宮本vs上原のマッチアップで試合はスタート。
序盤は上原、鈴木というキャリアの浅い2人がつかまってしまう展開が続くも、中盤の宮本vs遠藤のマッチアップからは各選手の得意技が次々と繰り出される。その中で実績的に一歩先を行く荒井がその力強さで試合をリードするも、鈴芽が食らいつき、上原もローリング・エルボーからのスリーパーホールドで荒井を追い詰める。長い足を生かしてなんとかロープエスケープした荒井は、強烈なエルボーとビッグブーツで上原の体力を奪っていき、リング中央でサソリ固めをがっちり決める。ここはでいじーもんきーが救出に入るも、宮本のゼロ戦キックと鈴木のドロップキックで場外に落とされ、荒井と上原の一騎打ち状態に。最後は荒井が必殺のFinally(かかと落とし)を決めて、10分10秒、片エビ固めで上原にフォール勝ちした。
試合後のバックステージで荒井は、“令和のAA砲”としてタッグを組んできた赤井沙希の引退に触れ「私にとって赤井さんは、赤井さんがいたからこそ、プロレスを続けていられるほどの大きな存在です。私のプロレスラー人生の半分は赤井さんと一緒にいたので、赤井さんから学んだことを実践して頑張りたいと思います」と語った。