北島三郎、大橋純子さんを追悼「もんたの後を追うように悲しいお知らせ」「胸が痛くて悔しい」

歌手・大橋純子さん(享年73)の訃報を受け、恩師の歌手・北島三郎(87)が追悼コメントを発表した。

北島三郎が大橋純子さんを追悼した(写真はイメージ)【写真:写真AC】
北島三郎が大橋純子さんを追悼した(写真はイメージ)【写真:写真AC】

70年代後半から80年代前半、北島音楽事務所に所属

 歌手・大橋純子さん(享年73)の訃報を受け、恩師の歌手・北島三郎(87)が追悼コメントを発表した。

「歌のうまさ、声の良さ、どちらも一級品の素晴らしいボーカリスト。いつも明るく元気で、同じ北海道出身ということもあり、かわいくて妹のように思っていました。何年か前に仕事で一緒になったときにも、自分よりこちらの身体を気遣ってくれるような心の優しい子でした。先日、急逝したもんたの後を追うように悲しいお知らせが届き、胸が痛くて悔しい気持ちでいっぱいです」

 北海道出身の大橋さんは、歌手を目指して1974年に上京。圧倒的な歌唱力でレコード会社のオーディションを受けて合格し、70年代後半から80年代前半に北島が率いる北島音楽事務所の所属していた。その間に『たそがれマイ・ラブ』『シルエット・ロマンス』を大ヒットさせている。83年には「もんたよしのりwith大橋純子」名義で、シングル曲『夏女ソニア』をリリース。同じく北島音楽事務所に所属していたシンガー・ソングライターのもんたよしのりさん(享年72)は、10月22日に大動脈解離で亡くなっている。

 大橋さんは2018年3月、初期の食道がんを公表。放射線と抗がん剤の治療を併用し、翌19年3月に活動再開したが、今年3月の定期検診で食道がんの再発が判明した。公式サイトで所属事務所が「定期検診をする中、再発していることが判明いたしました。2023年も様々な公演を控える身ではございますが、医師の診断と先々の音楽人生のことを鑑み、大変残念ではございますが4月以降の公演を中止させていただき、暫くの間療養に専念させていただくこととなりました」と説明していた。

 大橋さん自身も同サイト内のダイヤリーで、「やっと世の中も緩和の兆しが見えてきていよいよこれから!と張り切ってリハーサルを始めた矢先の出来事にとても残念な気持ちでいっぱいなのと、楽しみにして下さっている方々に申し訳ない気持ちでいっぱいです。また是非!皆さまの前で歌えるよう暫くお休みを頂戴致します」と伝えていた。

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