朝倉未来、「BreakingDown」への葛藤「プロとして悔しい」 自身よりも「数字を持ってる」

格闘家の朝倉未来、白川陸斗、西谷大成が9日、所属ジムの「JAPAN TOP TEAM」で格闘技イベント「FIGHT CLUB」へ向け、公開練習を行った。練習後、未来が囲み取材に応じ、「BreakingDown」への葛藤を告白した。

公開練習後、囲み取材に応じる朝倉未来【写真:ENCOUNT編集部】
公開練習後、囲み取材に応じる朝倉未来【写真:ENCOUNT編集部】

「FIGHT CLUB」の公開練習後の囲みで言及

 格闘家の朝倉未来、白川陸斗、西谷大成が9日、所属ジムの「JAPAN TOP TEAM」で格闘技イベント「FIGHT CLUB」へ向け、公開練習を行った。練習後、未来が囲み取材に応じ、「BreakingDown」への葛藤を告白した。

 囲み取材で未来は、現在格闘技界をにぎわせている鈴木千裕の「不良が輝く格闘技界」発言について言及。自身が社長を務める格闘技エンターテインメント「BreakingDown」への複雑な胸中を明かした。

 未来は流行している「喧嘩自慢」コンテンツに火を付けた張本人。不良や前科者が活躍する「BreakingDown」の台頭によって、トップファイターから「格闘技の質を下げている」の声が上がっていたが、その流れについて意外にも「素晴らしい」と評価した。

「(不良台頭の)流れに飲み込まれてはダメだと思う。僕自身もすごい感じてるんですけど、BreakingDownって朝倉未来よりも数字を持ってしまっている。僕がプロ格闘家として、『試合が決まりました』っていっても100万回再生ぐらいしかいかない。でもBreakingDownは300万回再生とか普通にいく。プロの視点でいうと悔しい気持ちがある」

 その上で「そういう気持ちを持っている選手がもっと頑張れば、アスリートとしての格闘技も広がっていく。どちらも共存していけばいい」と持論を展開した。

 一方で“エンタメ格闘技”への非難の声ばかりを上げていると「不良に対して負けを認めることにもなってしまう」と語り、BreakingDownの規模について「トップ選手が焦るまですごくなっている」と分析した。

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