Stray Kids、初東京D公演に10万人が集結 ファンからのサプライズにメンバーも涙
韓国8人組ボーイズグループのStray Kidsが、日本・韓国5大ドームツアー「Stray Kids 5-STAR Dome Tour 2023」のラストを飾る東京ドーム公演を10月28、29日に開催した。2日間で計10万人以上のSTAY(※Stray Kidsのファンネーム)が集結した。今年の8月16日、17日の福岡PayPayドーム公演を皮切りに、初めて東京ドームの地にたどり着いた8人。コロナ禍初期2020年3月18日の日本デビューし、更新されていくスキルでK-POP第4世代の代表的存在に上り詰めた。そんな彼らの勇姿をリポートする。
「こんなに盛り上がっていいんですか」「STAY、好きだよ」
韓国8人組ボーイズグループのStray Kidsが、日本・韓国5大ドームツアー「Stray Kids 5-STAR Dome Tour 2023」のラストを飾る東京ドーム公演を10月28、29日に開催した。2日間で計10万人以上のSTAY(※Stray Kidsのファンネーム)が集結した。今年の8月16日、17日の福岡PayPayドーム公演を皮切りに、初めて東京ドームの地にたどり着いた8人。コロナ禍初期2020年3月18日の日本デビューし、更新されていくスキルでK-POP第4世代の代表的存在に上り詰めた。そんな彼らの勇姿をリポートする。(取材・文=近藤加奈子)
芸能界屈指の肉体派が絶賛する驚きのトレーニングアイテムとは?
開演時間になり、ギターサウンドが会場に響いた。『Battle Ground』でキックオフ。メンバーが飛び出すと、ドームに歓声と悲鳴がこだました。炎が吹き出す特効やネオンが輝く旗を振りかざすなどのド派手な演出の中、『FREEZE』と『ITEM』を立て続けに披露した。
満席となった東京ドームの景色を見たフィリックスは「めっちゃ、最高ー!」と言った。MCではそれぞれが『ドラえもん』に絡めた愛きょうたっぷりな自己紹介。ハンが「事件です。それもかなりの事件~」とあおり、大ヒット曲の『CASE 143 -Japanese ver.-』を8人でパフォーマンスした。客席も一緒になって歌う中、今度は『神メニュー -Japanese ver.-』『ALL IN』をライブでしか味わえないバンドバージョンで届けた。ここでスンミンが「今、第1クォーターが終わったばかりです」と言い、ヒョンジンは「なのにこんなに盛り上がっていいんですか?」。激しいライブのため、リノが「STAYの体はSTAYだけのものじゃないからね」と気遣うと、悲鳴と歓声が飛び交った。
第2クォーターの幕開けは、彼らが王座を勝ち取ったK-POPサバイバル番組『KINGDOM : LEGENDARY WAR』バージョンの『WOLFGANG』を披露。『MIROH』ではナイフを使ったパフォーマンスを見せると、『KINGDOM : LEGENDARY WAR』を視聴当時の感動がよみがえった。続くソロステージはフィリックスがトップバッターとなり、『REV IT UP』で生着替え。ハンはギターを演奏しながら、ロック曲の『Don’t Say』で会場のボルテージを一気に上昇させた。スンミンはさわやかな歌とダンスの『PERFUME』を客席に届け、アイエンはピアノの弾き語りとかわいいダンスで魅せる『Hug Me』を披露。リノは真っ白な衣装で登場し、バラード曲の『Limbo』を歌い上げるとSTAYも一緒に合唱した。リーダーのバンチャンは『BABY』を歌い、バラの花を客席に投げるファンサービスで盛り上げた。
一方、ヒョンジンは美しく妖艶な『MIC & BRUSH』のステージでSTAYの心を射抜いた。そして、ソロステージのトリは、天才ラッパーのチャンビンが務めた。『Yes, SEO』で力強い高速ラップを披露し、客席をあおるとその流れで『CIRCUS』のステージへ突入。ソロステージと同じ衣装でメンバーが再び集結し、歓喜の声が上がった。サビ前では、リノのパートでストップがかかるとピストルを撃って会場を盛り上げる演出も。チャンビンはステージ上で筋力アップに必須な鶏むね肉を食べて客席を驚かせ、ハンは「公演中にタンパク質を食べるアイドルはどうですか?」とSTAYに聞いていた。
メンバーの愛きょうで盛り上がった後は、第3クォーターの『TOPLINE(feat. Tiger JK)』のステージ。重低音のバンドサウンドが響き、会場のボルテージも最高潮になった。そして、韓国での3rdアルバムに収録されている『★★★★★(5-STAR)』のリード曲『S-Class』を披露。STAYによる掛け声の大きさもすさまじく、あまりの熱気にリノは「STAY大丈夫?」と呼びかけた。ヒョンジンも「第2クォーターもやばかったですよね!」と興奮気味。そこでアイエンは「熱いステージばかりでしたので、皆さんの熱気を冷ますためのステージを準備しました」と提案した。すると、フィリックスも「STAYの心をしっかりチルしましょう」と話し、『CHILL -Japanese ver.-』『SLUMP -Japanese ver.-』を歌った。日本語歌詞とバンドサウンドが体に染み込み、穏やかな時間が流れた。
バンチャンは「選手交代はありません。僕たちの代わりの選手はいないからです」と宣言した。スンミンは「僕は今からSTAYの元へ飛んで行きたいと思います」と言い、客席の上を移動するムービングステージで『SUPER BOARD』を歌唱。歓声が止まらない中、メンバーは“空飛ぶステージ”に乗ったまま、『My Pace -Japanese ver.-』をパフォーマンスした。
スタンド席にも行き届く演出にSTAYは歓喜し、8人はムービングステージ上で『Question』を披露した。メインステージに戻ると、日本リリース作品で自身初ミリオンを獲得した『Social Path(feat. LiSA)』をパフォーマンス。惜しまれつつも最後のパートとなり、新曲の『MEGAVERSE』と『★★★★★(5-STAR)』に収録されている『Hall of Fame』を歌い踊った。STAYの興奮は最大値に達し、火花と炎が吹き上がる特効がメンバーの色気をさらにあおった。パフォーマンスを終えると、メンバーは息を荒くしたまま5つ星を模したセットへ帰っていった。
第4クォーターのアンコールでは、メンバーがトロッコに乗って登場。『Astronaut』『Star Lost』『Fairytale』を披露した後、STAYが密かに準備していたサプライズ・スローガンを示した。メンバーは感動で涙ぐみ、フィリックスは「STAY、好きだよ」と叫んだ。そして、『FAM』『Haven』で締めくくった。それでも、客席からのアンコールが続くと、程なくしてメンバーが再登場した。このサプライズに今度はSTAYが涙。8人は『MIROH』で、初ドームツアーのラストを飾った。