映画『あぶない刑事』の製作発表会見が1日、都内で行われ、『さらば あぶない刑事』（2016年）以来となるシリーズ最新映画『帰ってきた あぶない刑事』が2024年5月24日に公開されると正式発表された。原廣利が監督、大川俊道が脚本を務め、同シリーズおなじみのメンバーである舘ひろし、柴田恭兵、浅野温子、仲村トオルも出演する。

『あぶない刑事』は、1986年のテレビドラマ放映以来、映画化、テレビスペシャルが展開されてきた刑事ドラマ。軽妙なトークと激しいアクション、他の刑事ドラマとは一線を画すオリジナルな世界観で人気を博してきた。

　最新作では、“タカ”こと鷹山敏樹（舘）と“ユージ”こと大下勇次（柴田）は、元横浜港署刑事にして、「T＆Y探偵事務所」探偵として横浜に帰ってくる。

　会見に出席した舘は「帰ってきたなという気持ちです。このメンバーが4人そろうと、僕はいつも最強だと思う。今回も、最強のメンバーにまた再び出会えてうれしいなと思っています」とコメント。ユージとのコンビについて「とにかく、恭様がいれば何も怖くない。本当に安心します」と信頼感を口にした。

　柴田は「『さらば』でおしまいだったんじゃないの？　と最初は言いました（笑）。でもやっぱり『あぁ、舘さんとやりたいな』『トオル君に会いたいな』『舘さんと一緒にお芝居したいな』と根っこでは思う。本当に、まさか一つの役をこんなに長くやるとはまったく思っていなかった」と話し、「この提案というのは僕にとってとても大きくて。本当にうれしいんですよね。舘さんと一緒に芝居して。舘さんの破壊力を見て、トオル君にばかにされつつ」とほほ笑んだ。

　舘は、同シリーズのハードボイルド、スタイリッシュ、ファッショナブルというコンセプトについて、最新作でも「完璧です！」と豪語。柴田も「良かったと思います」と述べ、手応えを口にした。