ロックバンド・Mrs. GREEN APPLEの大森元貴、藤澤涼架、若井滉斗が28日、都内で行われたアニメーション映画『ONE PIECE FILM RED』のアンコール上映記念舞台あいさつに登壇した。大森は、提供した劇中歌『私は最強』を歌った女性シンガー・Adoについて「すごかった」と振り返った。

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『ONE PIECE』の大ファンであるというMrs. GREEN APPLEは今回、『ONE PIECE』のイベントに初登壇。

　大森は、『私は最強』にAdoが歌声を吹き込む収録過程を振り返り、「すごかったですね」と回顧。「僕がまず仮歌を歌わせてもらって、Adoちゃんがそれを聞いて、歌をとってくださった。僕のニュアンスだったりも入れながら、Adoちゃんでしかできないウタちゃんの歌いまわしだったりとか、それはすごく感動しました」と明かした。

　それを聞いてウタ役の名塚佳織は「本当にすてきで、それこそ収録に行くときとか、イベントに行くときとか、必ず『私は最強』を聞きながら現場に行っていた」と明かし、「やっぱりプレッシャーもあったし、不安もあった。私自身も収録のときってまだウタ（というキャラクター像など）を完成しきれていない、自分の中だけでしかイメージがつけられていなかった。現場に行くとき不安だったんですけど、あの曲を聞きながら行くと、すごく背中を押してくれる感じがして、自信をもって毎回現場に入れていたと思います」と述懐した。

　舞台あいさつには、ルフィ役の田中真弓、ゾロ役の中井和哉も出席。会場ではアンコール上映を記念し、全国338館の劇場へライブビューイングで配信が行われた他、Mrs. GREEN APPLEのリクエストに応える形で、声優陣が各キャラクターの名ぜりふなどを生披露した。

　同作は、2022年8月6日に全国公開されたアニメ『ONE PIECE』シリーズの劇場版。アンコール上映を含めた累計興行収入は約198億7000万円、累計来場者数は約1440万人超を記録している（10月22日時点）。